宮沢氷魚&石井杏奈&宮近海斗出演!スピッツの楽曲を映画化する『楓』せつなすぎる本予告も公開

宮沢氷魚&石井杏奈&宮近海斗出演!スピッツの楽曲を映画化する『楓』せつなすぎる本予告も公開

スピッツの楽曲「」を原案にした映画『楓』が12月19日(金)に公開される。このたび、本作の本予告映像と共に、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗(Travis Japan)らの出演が発表された。

【写真を見る】双子の涼と恵の幼なじみ梶野茂役の宮沢氷魚をはじめ、石井杏奈、宮近海斗の出演が決定
【写真を見る】双子の涼と恵の幼なじみ梶野茂役の宮沢氷魚をはじめ、石井杏奈、宮近海斗の出演が決定[c]2025 映画『楓』製作委員会

時代を超えて愛される国民的バンド、スピッツの楽曲をデビュー34年にして初めて映画化する本作。「楓」は1998年にリリースされた8thアルバム「フェイクファー」の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた名曲。「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」この印象的な歌詞と心揺さぶるメロディで人気を集めた。『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)の行定勲がメガホンをとる。本作のキーワードは「楓」の花言葉でもある“大切な思い出”や“美しい変化”そして“遠慮”。人生のなかで大切な人を失った2人の男女を物語の主人公に、出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた過去とそれでも続いていく現在、そして未来へ進もうとする2人の姿を、季節の移り変わりを通して描いていく。大切な人を失う運命に向き合う2人の主人公を福士蒼汰と福原遥が熱演する。

物語を優しく彩るキャストとして、宮沢、石井、宮近の出演が決定。双子の涼と恵の幼なじみで、2人の一番の理解者である梶野茂役を宮沢、カメラマンとして働く涼のアシスタントで、涼を慕う遠藤日和役を石井、亜子の行きつけの店の店長で、よき相談相手でもある辻雄介役をTravis Japanの宮近が演じる。さらに、福士演じる双子の涼、恵の両親役に、大塚寧々、加藤雅也の出演も発表された。

梶野を演じる宮沢は「梶野というキャラクターは、不器用で感情を表に出すのが得意じゃない人物で、福士蒼汰さん演じる双子の涼と恵とは、子どものころから一緒に成長してきた一番の理解者です。彼は一見強く見えますが、実はすごく繊細で、そのギャップがとても魅力的なキャラクターだと感じました」とコメント。また、石井は「本作の台本には、登場人物それぞれが持つ心の矢印や、一生懸命にいまを生きる姿が描かれており、『楓』の世界観、そして優しいスピッツさんの世界観が反映された、とても人間味のあるすてきな物語だと感じました」、宮近は「オファーを受けた際、スピッツさんの『楓』から生まれた物語と聞き、出演を即決しました。脚本を読み、登場人物の情景や、変わっていく景色の中でそれぞれが迎える結末にたどり着いた時、本当の愛に気づく物語なのだと思いました」とそれぞれ本作について語っている。

解禁された本予告映像では、弟と恋人、大切な人を失った男女がたどる、せつなすぎる運命が描かれている。双子の弟、恵を失った兄、涼(福士)と、恵の愛する恋人、亜子(福原)。今回福士は一人二役で、双子の兄と弟を演じ分けている。恵(福士)と恋人の木下は、共通の趣味の天文の本や望遠鏡に囲まれながら、幸せに暮らしていた。しかし朝、亜子を見送った恵は、その後眼鏡を外し、髪を崩す。実は、彼は双子の弟のフリをした、兄の涼だった。1か月前、ニュージーランドで事故に遭い、恵はこの世を去っていたのだ。ショックで混乱した亜子は、目の前に現れた涼を恵だと思い込んでしまい、涼は、亜子を悲しませないように“恵”として振る舞い、本当のことを言えずにいた。

幼馴染の梶野(宮沢)だけが真実を知り涼を見守っていたが、涼を慕う後輩の日和(石井)、亜子の行きつけの店の店長である雄介(宮近)が、違和感を抱き始める。二重の生活に戸惑いながらも、明るく真っ直ぐな亜子に惹かれていく涼。いつしか彼にとって、亜子は一番大事な人になっていく。一方、亜子にもまた、打ち明けられない秘密があったのだった。

予告編では、幸せあふれる2人の日常がいくつも切り取られる一方で、病院で沈む表情の亜子や、「俺、間違ってたのかな」と葛藤する涼など、大切な人を失った悲しみの中で自分の想いに揺れる主人公たちの姿がちりばめられる。また、「楓」の印象的なサビ「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」と共に映しだされる美しい満天の星空は、主人公たちに訪れる儚い運命を予感させる。


また、涼と亜子が唇を寄せあう美しくも儚い本ビジュアルも解禁に。夜が明けた瞬間の神秘的な朝日を背景にしたキスシーンが、「さよなら 君の声を抱いて歩いていく」という「楓」のフレーズと共に写されている。2人だけの空間の静けさを捉えた、ロマンチックでありどこかせつない一枚となった。

愛するからこそ伝えられなかったこと、そして、過去、現在、未来、めぐる季節の中で明らかになる真実とは?「楓」の楽曲に乗せて紡がれる2人の運命をぜひ劇場で目撃してほしい。

作品情報へ

関連作品

  • -
    446
    日本のバンド「スピッツ」の楽曲を原案に大切な人を失った男女の再生を描くラブストーリー