宮沢氷魚&石井杏奈&宮近海斗出演!スピッツの楽曲を映画化する『楓』せつなすぎる本予告も公開
<キャストコメント>
●宮沢氷魚(梶野茂役)
「子どものころからスピッツさんの楽曲は大好きでしたが、『楓』は、大人になるにつれ、曲の深みやメッセージを理解できてから、より好きになった曲です。台本を初めて読んだ時、自分が梶野を演じることも忘れて、一読者としてすごく感動しました。梶野というキャラクターは、不器用で感情を表に出すのが得意じゃない人物で、福士蒼汰さん演じる双子の涼と恵とは、子供の頃から一緒に成長してきた一番の理解者です。彼は一見強く見えますが、実はすごく繊細で、そのギャップがとても魅力的なキャラクターだと感じました。福士さんとの共演は今回がはじめてでしたが、気さくに声をかけてくださり、昔から友達だったような感覚で撮影を楽しむことができました」
●石井杏奈(遠藤日和役)
「これまでの生活の中にあふれていた、スピッツさんの楽曲。大人になってからその魅力を改めて感じていて、大好きな曲がたくさんあります。本作の台本には、登場人物それぞれが持つ心の矢印や、一生懸命に今を生きる姿が描かれており、『楓』の世界観、そして優しいスピッツさんの世界観が反映された、とても人間味のある素敵な物語だと感じました。私が演じた日和という役は、自分に正直で人に対しても真っ直ぐ。自分を肯定していて心の思うままに生きる魅力的な人です。すごく大らかな福士蒼汰さんとは、撮影中たくさんお話しさせていただき、福士さん演じる涼君と日和の関係性がより深まったと思います。同じ歳の福原遥さんとは2回目の共演で、変わらない優しさで現場はとても和やかでした」
●宮近海斗(辻雄介役)
「オファーを受けた際、スピッツさんの『楓』から生まれた物語と聞き、出演を即決しました。脚本を読み、登場人物の情景や、変わっていく景色の中でそれぞれが迎える結末にたどり着いた時、本当の愛に気づく物語なのだと思いました。雄介はすこしとぼけているというか、その人の意図しない部分を汲み取ってしまうキャラクターで、演じるうえで行定監督からも『天然な感じでいいよ』とアドバイスをいただきました。難しかったのは料理をすること。“料理ができる感”と“店長感”を出せるか不安でしたが、まわりのスタッフさんが僕の表現を褒めてくださり嬉しかったです。映画への出演は今回がほぼ初めてで、短い期間でしたが、撮影現場で様々なことを吸収でき、とても実りのある経験になりました」
文/鈴木レイヤ
※辻雄介の「辻」は一点しんにょうが正式表記