ダイアン津田、『映画キミとアイドルプリキュア♪』圧巻のライブシーンは「最高でした!」2kg増量の役作りも告白
『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』の公開記念舞台挨拶が9月13日にユナイテッドシネマ豊洲で行われ、松岡美里(キュアアイドル/咲良うた役)、高橋ミナミ(キュアウインク/蒼風なな役)、高森奈津美(キュアキュンキュン/紫雨こころ役)、南條愛乃(プリルン/キュアズキューン役)、花井美春(メロロン/キュアキッス役)、映画オリジナルキャラクターを演じた内田真礼(テラ)、佐倉綾音(アマス役)、ダイアンの津田篤宏(トット役)が出席した。
本作は、「プリキュア」シリーズの22作目「キミとアイドルプリキュア♪」の劇場版。珊瑚の妖精トットに招かれた咲良うたたちが、アイアイ島と呼ばれる不思議な島で開催される“宇宙1”のアイドルフェス「スーパーミラクルアイドルフェスティバル」に出演することに。しかし突然謎の怪物が現れ、アイアイ島と世界がピンチに巻き込まれてしまう。この日、松岡はキュアアイドル、高橋はキュアウインク、高森はキュアキュンキュン、南條はキュアズキューン、花井はキュアキッスと一緒に決め台詞と共に挨拶。佐倉は「私たち、ああいうのがないの寂しいね」と内田と顔を見合わせ、内田が「どっちかやる?」と楽しそうに返答。冒頭から笑顔いっぱいの舞台挨拶となった。
松岡は、公開まで「やっとという気持ちと、早かったなという気持ちです。感動です。こんなに歌とストーリーがリンクするんだと思った」と完成作に胸を張りながら、感無量の面持ち。アイドルフェスの運営委員長トットを演じたダイアンの津田は、「やっと完成したな!」と感動の涙をこらえるような表情でキャスト陣を見渡し、「みなさんに、スーを差し上げます!」と持ちギャグで映画の公開を喜び、大きな拍手を浴びた。
さらに「気づきました?」と観客に語りかけた津田は、「思っているより、セリフが多かったでしょう?完成してびっくりした」と予想以上の活躍ぶりに自身でも驚いたとコメント。「役作りも大変でした。ぽっちゃりした役だったので、体重を2kg増やして」と会場を笑わせると、高森が「トットさんが世界観の説明をしてくれて、雰囲気が伝わった。すごいなと思った」、花井も「テンポ感やイントネーションが現地の人だった」としっかりとアイアイ島の住人になっていたと絶賛。津田は「伝わっていたんだ、うれしい!」と喜び、高橋から「スーを差し上げたいです」、津田も「ありがとうございます!スーをお返しします!」と息の合ったやり取りを披露していた。
また娘がいるという津田だが、父親が「プリキュア」シリーズに出演することを知った時には「娘がめっちゃ驚いていた」という。「その後に冷静になって、『頼むから邪魔だけはするな』と言われた。邪魔だけはせんように、一生懸命やらせていただきました」とモットーを告白。アイドルフェスの運営委員長としてライブシーンも堪能したといい、「いってまえと!最高の盛り上がりでした。ありがとうございました。みんな喜んでいた!」と島の住人たちの想いを代弁しながら「最高でした!」と圧巻のシーンだと大絶賛。松岡も「キラッキランランがあふれていた!」と声を弾ませていた。
好きなシーンに話が及ぶと、内田は「うたちゃんが、テラに気持ちを届けてくれるシーン」をセレクト。松岡は「そのシーンでは、内田さんが実際にアフレコ現場で手を伸ばしていらっしゃった。それを見た時に『私に手を伸ばしてくれた!』とすごく感じた。テラちゃんの気持ちが、しっかりとうたちゃんのなかに届いたシーン。おうちで練習してきたものとは、違うお芝居になりました」と内田の芝居から引き出されるものがたくさんあったという。佐倉は「(自身が演じた)アマスは、なにかを推したことがある人にとっては、耳が痛いなと思うところのあるようなキャラクター。私もアマスの気持ちがよく理解できる分、この気持ちをどれくらい生々しく表現していいものかと思った」と思いを巡らせつつ、「誰かを傷つけたりとか、迷惑をかけたりしてはいけないと思うヒントになれたらといいなと思った。手加減せずに演じた」と役作りについて明かしていた。
最後に松岡は、「やっと公開できました。ありがとうございます」と改めて感謝。「この映画にはたくさんのライブシーンがあって、めちゃくちゃみなさんに盛り上がってもらえることはもちろろん、大人の方にも楽しんでもらえる作品。大好きでいることって、時に難しくなる瞬間があるかもしれません。でもこの映画を観て、どうしたらキラッキランランな気持ちでずっとい続けられるのか、自分なりの答えを見つけられたような気がしています。観ていただいたキミも、そんな気持ちで映画を観てくれたらうれしいなと思います」と心を込め、大きな拍手を浴びていた。
取材・文/成田おり枝
※高橋ミナミの「高」は「はしごだか」が正式表記