猿のおもちゃ、車、ホテルの部屋まで…“モノ”によるトンデモな恐怖を描くスティーヴン・キングムービー6選!

コラム

猿のおもちゃ、車、ホテルの部屋まで…“モノ”によるトンデモな恐怖を描くスティーヴン・キングムービー6選!

猿のおもちゃがもたらす不条理な死の恐怖『THE MONKEY/ザ・モンキー』

箱には“LIKE LIFE(命が好き)”と書かれた不気味な猿のおもちゃ(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)
箱には“LIKE LIFE(命が好き)”と書かれた不気味な猿のおもちゃ(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)[c] 2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

そして『ロングレッグス』(24)のオズグッド・パーキンスが監督、「死霊館」シリーズのジェームズ・ワンが製作を務めたキング原作最新作となるのが『THE MONKEY/ザ・モンキー』。本作は“猿のおもちゃ”が死をもたらすホラーコメディだ。

井戸に葬り去ったはずだったが…(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)
井戸に葬り去ったはずだったが…(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)[c] 2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

双⼦の少年ハルとビルは⽗が遺したぜんまいじかけの不気味な猿のおもちゃを発見。その後、シッターのアニー、⺟ロイスが立て続けに不審死を遂げ、死が猿のおもちゃのせいではと考えた兄弟は、猿を井戸の奥深くに封印する。

母も壮絶な死を遂げることに…(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)
母も壮絶な死を遂げることに…(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)[c] 2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

それから時が経ち、一度は結婚し息子をもうけたものの、身近な誰かの死を恐れ、家族ともビルとも距離を置いていたハルだったが、伯母のアイダが不審死を遂げたことから、猿が戻ってきたことを確信。真相を確かめようとするが…。

エグすぎる死に様の数々にも注目だ!(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)
エグすぎる死に様の数々にも注目だ!(『THE MONKEY/ザ・モンキー』)[c] 2025 C2 MOTION PICTURE GROUP, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

猿のおもちゃが気まぐれにドラムを叩くたび、必ず誰かにもたらされる避けられない死の理不尽さ。クローゼットで眠っていたショットガンが弾みで暴発したり、落下した室外機によって通電したプールで感電したりと、その死に様もピタゴラスイッチ的な偶然の連鎖でとにかく見応え抜群だ。


数えきれないほどの作品を世に送りだしてきたキングだからこそ、そのどれもがユニーク!モノが襲いかかる恐怖をこれらの作品で味わってほしい!

文/サンクレイオ翼

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