「背中を押してもらえた」「明日を生きるヒントがもらえる」…勇気やエールをくれる『不思議の国でアリスと』が心に響く理由とは?

コラム

「背中を押してもらえた」「明日を生きるヒントがもらえる」…勇気やエールをくれる『不思議の国でアリスと』が心に響く理由とは?

「怖いもの知らずで自由に生きている姿に憧れる」…アリスら魅力的なキャラクターを紹介

天真爛漫で思ったことをすぐに言葉にするアリス
天真爛漫で思ったことをすぐに言葉にするアリス[c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

個性的な登場人物それぞれがどれも魅力的。まじめで几帳面な性格ながら不器用なりせは、「自分の好きが他人とは違うことをだんだん伝えられなくなり、無難な回答になってしまうところが就活をしていたころの自分と似ている」(30代・女性)というコメントからもわかるように、いつの間にか自分自身と重ねてしまう共感性の高いキャラクターだ。

一方のアリスは「怖いもの知らずで自由に生きている姿に憧れる」(10代・男性)「天真爛漫でいつもプラス思考でかわいい」(40代・女性)といった具合で、感情の赴くままに行動する姿が眩しく、どこか羨ましくも映った模様。

ハートの女王やおなじみのキャラクターたちも登場!
ハートの女王やおなじみのキャラクターたちも登場![c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

また、タイパ重視で生きている白ウサギに「時間に追われすぎているのが自分と重なった」(20代・男性)、インフルエンサーとして活動し、美しさがその界隈では評判だという青虫(声:山本高広)には「成虫になることを拒む姿が大人になってしまうことへの不安に通じる」(40代・女性)との感想が続き、現実社会を意識したキャラクターであることが理解できる。神出鬼没なチェシャ猫にも「とても雰囲気があってよかった」(40代・女性)「進む道を教えてくれるようでそうではない。結局は自分で決めるしかないと教えてくれているよう」(20代・女性)といった感想が見られ、その掴みどころがないのにどこか核心をついてくるところが魅力のようだ。

「自分の感性をきちんと持つことが大切だと思った」…自分の“好き”を大切にすること

『すずめの戸締まり』(22)で主演を務めた原菜乃華が、本作でもりせの抱える不安や戸惑いを等身大の人物として表現。マイカ ピュは、『はたらく細胞』(24)で演じた血小板との親和性も高い、好奇心旺盛で天真爛漫を絵に描いたようなアリスを明るく演じているのが印象的だ。2人を筆頭に松岡茉優、山本耕史、八嶋智人、間宮祥太朗、戸田恵子ら豪華声優陣が集結しており、「原菜乃華ちゃんのくっきりとした声がとても主人公に合っていた」(30代・女性)「松岡茉優さんの低音ボイスもすてきでかっこいい」(30代・女性)「やっぱり戸田恵子さんは上手い」(20代・女性)など様々な声が寄せられている。


アリスとりせのかけ合いなどキャスト陣の熱演も光る!
アリスとりせのかけ合いなどキャスト陣の熱演も光る![c]「不思議の国でアリスと」製作委員会

声優陣の熱演も光る印象的なシーンとして最も挙げられていたのが、自分を見失ってしまったりせが亡き祖母の言葉を思い出し、アリスとも語り合うことで本来の自分や“好き”を大切する気持ちを取り戻していく場面。「なぜ生きているのかがわからなくなった時に大事なことだと思いました」(30代・女性)「『自分の好きを大切にする』というセリフがよかった。情報過多な時代において自分の感性をきちんと持つことが大切だと改めて思った」(30代・女性)、りせの祖母である「おばあちゃんの『好きをずっと続けてみて』と話すシーンが自分へのアドバイスに思えた」(10代・男性)と参加者の心にも深く響いているようだった。

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