『近畿地方のある場所について』『IT』など、近年の大ヒットホラーの傾向は?注目作『カラダ探し THE LAST NIGHT』のポジションを考察!
遊園地を舞台に繰り広げられる新たな“カラダ探し”
注目の最新作『カラダ探し THE LAST NIGHT』は、もちろんこの特異なポジションをしっかりキープ。前作でカラダ探しをやり遂げた明日香が忽然と姿を消したところから、物語はスタートする。3年後、修学旅行でテーマパークを訪れた高校生5人が、そこで“カラダ探し”を強いられることに。探すべきカラダは、なんと明日香のものだった!
彼女に思いを寄せていた前回のカラダ探しの参加者、高広(眞栄田郷敦)の助けを借り、5人はタイムループから脱するべく奔走する。そしてそれは高広にとって、死後の世界に飛ばされた明日香を現世に連れ戻すためのミッションでもあった。
広大なテーマパークをデスゲームの舞台に据えたことで、高校生たちは学校以上に広いフィールドを走り回らなければならず、必然的にアクションの度合いは高まる。また、深夜のアトラクションは不気味そのもの。そこに出現する“赤い人”の襲撃描写が、ショック指数を上げていることは言うまでもない。観覧車もメリーゴーランドもジェットコースターも、すべてが惨劇の舞台となる。
このクレイジーな迷路で、若者たちは無事にカラダ探しのミッションをコンプリートできるのか!?新たにデスゲームに挑むことになる高校生たちを演じる、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明ら若手アクターたちのフレッシュな魅力に引き寄せられつつ、戦慄のアトラクションを体感してほしい。
文/有馬楽
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