上戸彩&森川智之が再びジュディとニックに!『ズートピア2』最新映像&ポスター
動物たちが人間のように暮らす世界を舞台にした大ヒットアニメーションの続編『ズートピア2』(12月5日公開)。上戸彩&森川智之が日本語吹替版の声優を続投することが決定し、最新映像&ポスターも解禁となった。
「誰でも夢を叶えられる」理想の楽園“ズートピア”を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語、ユニークで多彩なキャラクター、そして現代社会に通じる深いメッセージを描いて多くの共感を呼んだ前作『ズートピア』(16)。ディズニー・アニメーション作品としては『アナと雪の女王』(13)以来、初めて世界興行収入が10億ドルを突破し、日本でも興行収入76億円超えの社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した。
このたび、いつも前向きで夢を信じるウサギの警官ジュディ役の上戸、皮肉屋だけど頼れるキツネの相棒ニック役の森川の続投が決定し、2人からの喜びのコメントが到着した。
前作から約10年ぶりとなる本作。続編が決まったことを家族と観ていたテレビのニュースで知ったという上戸は、「うれしかったです!やっと来た!と、いちファンとしてもうれしい気持ちでした。私の周りでも『ズートピア』のファンがたくさんいるので、みなさんの期待に応えたいなという思いがものすごく強いです」と再びジュディを演じる喜びを言葉にする。
また、娘とも『ズートピア』を観ているそうで、「私が家で声出しの練習をしていると、娘が横で“ちょっといまの違うね”とか突っ込んでくれる。私よりもジュディの声を把握していると思うのでチェックしてもらおうかなと思っています!」と、家族とともに作品を楽しんでいることもうれしそうに明かしてくれた。
一方の森川も「公開が決まった時は素直に最高!って感じでした。前作の『ズートピア』は本当に多くのみなさんに応援していただいた。そのみなさんの熱い想いと愛情が今回の『ズートピア2』につながったのかなと思う」と支えてくれるファンに感謝の言葉を送っている。
それぞれ自身が演じたキャラクターについては、上戸が「ジュディは正義感が強い。猪突猛進で努力家で負けず嫌い。あとは純粋です。家族への愛もすごく素敵で、見ていてホッコリします」、森川は「ニックは掴みどころのないキャラクター。少しニヒルでクール。自分が思っていることをあまり表に出さないけど、ジュディと出会うことによって繊細な部分とか仲間思いなところも見えてきたりする。そういう意味ではニックの魅力はギャップですね」とし、やはり思い入れも強いようだ。
ジュディとニックのバディについても、上戸が「(前作で)全てがハッピーなストーリーだった訳ではなく、お互いに傷つけ合った2人だからこそ生まれた絆がすごく好き」、森川も「友だち以上恋人未満。微妙なところに2人の距離感がある。距離は縮んだけれど、絶妙な距離感で常にいるところがジュディとニックとの魅力なのかなと思います」と、つかず離れずな距離感も魅力だと説明する。
そんな相対するジュディとニックが心を通わせていく姿や、モフモフな動物たちが暮らす世界のかわいさは多くの人の心を奪っただけでなく、「大人が見ると、人間世界に置き換えられるような、物凄くメッセージ性の強い作品だなと当時から思っていました」と上戸が話すように、その動物たちを通して“差別や偏見”に言及する深いメッセージ性も世界的に大ヒットした要因となっている。
気になるそのストーリーは未だベールに包まれているがメインの新キャラクター、ヘビのゲイリーが登場することは解禁されており、上戸は「悪役なのか、それとも仲間なのかさえもわからない。どういうストーリー展開になるんだろうと私も気になっています」、森川も「ズートピアにいままで爬虫類は出てきてないと思うんですよね。私が掴んでいる情報だと、もしかしたらズートピア誕生の“カギ”を握っているのではないか?!というところまでしか言えません(笑)。ぜひ劇場で確かめて欲しいと思います」とゲイリーがカギを握るとされるズートピア最大の謎への期待も寄せている。
最後に劇場公開を楽しみにしているファンへ向けて、上戸が「ファンの方、前作を見た人は復習も含めて、まだ観てない方も前作『ズートピア』から観てほしいなと思います。そして『ズートピア2』もぜひ劇場に観に来てください。私も頑張ります!」、森川も「今回ヘビのゲイリーが現れますが、ズートピア最大の秘密がどう明かされていくのかが見どころの一つとなっています。もちろん、ニックとジュディのバディのワクワク、ドキドキするような関係もぜひ楽しみにしていただければと思います。みなさん、ズートピアで待ってます!」とメッセージを送っている。
新たに解禁となった映像は、ジュディとニックがクオッカのセラピスト、ドクター・ファズビーが開くパートナーセラピーに参加している場面から始まる。そこにはゾウとネズミ、シカとスカンクといった刑事のバディも参加し、どのバディもなにやらうまくいっていない様子。警察官として正式なパートナーとなったジュディとニックもまた、1週間ほどしか経っていないのだが、ほかのバディ同様にすでにギクシャクしている雰囲気。そんな2人だったが、スイギュウのボゴ警察署長から「これは最も危険で重要な任務だ」と“ある任務”を任される。
その任務の資料の中にはヘビのゲイリーの写真が。時を同じくして、ズートピアの要人が集まる豪華なパーティ会場に、そのゲイリーが突然街に現れて大混乱に。あちこちを俊敏な動きで逃げ回るゲイリーを必死で追跡するジュディとニックだったが、ゲイリーを追いかけて透明な水道管を進んだ先にはなんと滝つぼが。そして、ズートピア最大の危機を前に、ジュディとニックがこれまで以上に絆の強さを試されるなど大冒険を予感させる映像になっている。
また、最新ビジュアルは、ジュディとニック、ゲイリーをはじめ様々な動物たちが入り乱れているものとなっており、前作で登場したキャラクターや本作から登場する新キャラクターの姿も見て取れる。まさにズートピア中を巻き込んだ大騒動を予感させるビジュアルだ。
監督は、前作でも共同監督、脚本を務め、現在ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)を務めているジャレド・ブッシュと、同じく『ズートピア』と『ミラベルと魔法だらけの家』(21)で2度のオスカーに輝くバイロン・ハワード。前作をはるかに超える圧倒的なスケールと、多種多様なキャラクター、さらに謎が謎を呼ぶストーリーに彩られた『ズートピア2』に期待してほしい。
文/平尾嘉浩