「SHIPS」が監修!TOHOシネマズのスタッフユニフォームが22年ぶりに刷新
映画興行チェーンのTOHOシネマズが7月18日(金)より、スタッフユニフォームをネイビーカラーの新しいものに刷新する。デザインのコンセプトは、スタッフの個性を活かし、自分らしく働くこと。いままで以上にポジティブに楽しみながら劇場での業務に取り組んでもらえるユニフォームづくりを目指したと言う。
新ユニフォームの製作を依頼したのは、株式会社オンワードコーポレートデザインだ。全国に展開する71の直営映画館で勤務するアルバイトスタッフのユニフォームのデザイン変更は、2003年に社名を変更して以来、22年ぶりとなる。この新しいユニフォームを着用し、気持ちも新たに全国の劇場にてお客様をお迎えすることになる。
新ユニフォームのポイントは、私服と組み合わせられる“上着のみ”となる。従来の「シャツ+スラックスの上下セット」から、私服と自由に組み合わせて着用できる「ブルゾン(上着のみ)タイプ」に変更された。2024年7月から髪色の自由化も実施しており、スタッフの個性を尊重しながら、多様な働き方にも対応できる柔軟なスタイルとなった。
また、時代の価値観の変化にあわせ、性別にとらわれないジェンダーレスなシルエットを採用し、すべてのスタッフが快適に働けるデザインとなった。生地はポリエステル100%の高機能素材を採用。軽量でストレッチ性に優れ、長時間の着用でも快適さを保ちつつ、さらに速乾性やイージーケア性にも優れており、日々のメンテナンス負担も軽減される。現場で働くスタッフの声に応え、実用性と快適性を兼ね備えたものに。
幅広い世代に親しまれているセレクトショップ「SHIPS」監修のもと、様々な髪色や服装ともマッチしやすいネイビーカラーを基調としたユニフォームとなった。シンプルなデザインだが、コーポレートカラーのオリジナルテープに、オリジナル織りネームやトリミングを施すことで洗練された印象を演出。スタッフのモチベーション向上とリクルート効果も期待できそうだ。
さらに、役目を終えた旧ユニフォームは、適正に回収、処理すると共に、地球の資源にリサイクルして、再び市場に循環させることを目指す循環型リサイクル「BRING UNIFORM」を採用することでSDGsにも貢献する。
夏休み映画も封切られるこの季節、TOHOシネマズを訪れる際には、新しくなったユニフォームにも注目してみてほしい。
文/山崎伸子