アメコミファンも初心者も、愛犬家も大満足!アインシュタイン&NMB48小嶋花梨が新作『スーパーマン』に共感&激推し!興奮が止まらない!
「すごく親しみやすいし、ユニークな感じが今回のスーパーマンらしさ」(稲田)
石井「恋人とケンカをするスーパーマンなど、人間らしさが出ているところも印象的でした。ヒーローのなかで誰よりも人間らしいスーパーマンを善人としてどう描くか、うまく表現されていたと思うのですが、イメージが変わった部分はありましたか?」
河井「スーパーマンといえば手の届かない存在で、なんでもやってくれるし、解決してくれるし、必ず勝ってくれるイメージだったので、今回のスーパーマンは人間味にあふれていると思いました。ネタバレになるので詳しく言えないのですが、最後の方のとあるシーンが特に印象的で、全然完璧じゃないし、なんならちょっと空気が読めてないぐらいで(笑)」
稲田「僕もクールなイメージが強かったので、全然違うなと思いましたね。すごく親しみやすいし、ユニークな感じが今回のスーパーマンらしさなのかな」
小嶋「私はスーパーマンが自分の想いを伝えるシーンに胸がきゅーっとアツくなりました。これまでは敵に勝つことで強さを見せてきたスーパーマンが、シンプルな言葉で伝える姿がなんかいいなと思って、涙が出そうになったシーンです。ユニークさも含めて、『スーパーマンってやっぱりこうだよね』というのを再確認したような感覚もありました」
石井「クリプトン星から地球にやってきた“神のような存在”でありつつ、育ての親であるジョナサンとマーサの愛情によって人間らしさが形作られているのが、スーパーマンにとってとても重要なんです。本作でも2人にすごく愛されていて、親子モノとしても見どころがあったと思います」
稲田「お母さん(マーサ)が、テーブルにスマホを置いてスピーカーフォンでしゃべるシーンがすごくよかったです!親ってやっぱりスピーカーで話したがるので、スーパーマンのお母さんでもあんな感じでしゃべるのかって(笑)」
石井「僕たちも一度は経験したり感じたことのある、日常のちょっとした“あるある”が描かれている点にも親しみやすさを感じますよね。ヒーロー映画を観てほっこりした気持ちで帰るというのは、なかなか珍しいかなと」
河井「爽快感もありつつ、家族愛、人間愛のようなところもふんだんに入っている感じでしたね」
小嶋「私は恋愛要素にも惹かれました!これまでも『スーパーマン』にはちゃんとラブストーリーが入っているイメージなので、今回も入っていたのがうれしいポイントで。なにより私たちの世代は恋愛の観点で共感できる部分が大きかったりするから、恋愛描写はあってほしいと思っています」
石井「ロイス・レインが能動的なヒロインなのもいいんですよね。なんならスーパーマンを助けに行こうとしますから(笑)」
小嶋・稲田「確かに!」
河井「でも今回のスーパーマンの彼女ならあれぐらいグイグイいかないと!とは思いました。2人のバランスがとてもよかったです」
「ルーサーにはルーサーなりの正義がありましたね」(河井)
小嶋「現代でスーパーマンを描くと、SNSで叩かれてしまう…というのもなんだかすごくリアルでした」
石井「スーパーマンはみんなに尊敬されて、いつでも助けに来てくれるというイメージがあると思うのですが、いまの社会だと嫉妬の対象みたいなものになるかも、という感じもすごくおもしろかったですよね」
河井「しかも投稿しているのが…(笑)。いろいろとユニークで、監督にはSNSがこう見えているのかな?とも思いました」
稲田「あそこ、おもしろかった!」
石井「暗喩みたいなものを感じさせますよね。ほかにもスーパーマンが国際問題を解決するためによその国に行ったら…みたいな発想も意外でした。スーパーマンはどこに行ってもウェルカムなイメージがあると思うので、ある意味衝撃だなと」
河井「人によってはスーパーマンが“害”のように見えるという描写は印象的でした。あと、スーパーマンがやられているシーンも多かったような気がします。それもすごく新鮮で。もちろん強いスーパーマンも描かれているんですが、その配分が絶妙だと思いました」
小嶋「スーパーマンには、ピンチでも切り抜けてくれる安心感みたいなものがあったんですが、今回はすごくハラハラしました。最強なはずなのに、なぜかすべてを敵に分析されていて、知られていることに恐怖を覚えるというか…」
稲田「レックス・ルーサーの戦い方とか憎ったらしかった~。終始イヤでした(笑)。強さというよりも絶妙な憎さ。人にやらせてうまいこと逃げるし」
小嶋「自分自身の手は使わずに攻撃するっていうのが憎たらしい!」
河井「いままでの映画であんな戦い方をする敵はなかなかいなかったような…」
稲田「そこも新しいと思いました」
河井「直接対峙して、みたいな形じゃないところがね」
石井「設定として、ミスター・テリフィックとレックス・ルーサー、ブルース・ウェインの3人はDCユニバースの三大天才と呼ばれているんです。いい方向の天才がブルース・ウェイン、つまりバットマンですよね。悪い天才がレックス・ルーサーという対比があるみたいなところを知っていると、新しい見え方もできると思います」
河井「それを知って観ると、ちょっと違う感想や発見がありそうです」
石井「テクノロジーで圧倒的パワーを持つ人に勝つという描き方も、すごくいまっぽい気がします」
河井「スーパーマンを追い詰めるのにドローンを駆使したりと、いまどきの要素が入っているんですが、入れ方もわざとらしさがないのがよかったです。本当に絶妙!そして、ルーサーにはルーサーなりの正義がありましたね」
小嶋「スーパーマンは人間らしさ全開ななかで、対局にいるルーサーに関しては嫌な部分ばかりに目がいってしまいますが、彼なりの考えがあってのことだと思うと、彼にも人間らしさがあるんだということを感じさせられました」