原菜乃華×なえなのが振り返る、映画『見える子ちゃん』共演シーン「感情が高まった」「私だけの贅沢な時間」
ある日突然、霊が見えるようになってしまった女子高生が、怯えながらも霊を“無視し続ける”という映画『見える子ちゃん』(6月6日公開)。原作は2018年より連載されている泉朝樹による同名漫画で、累計発行部数330万部突破&累計閲覧数9,000万回超、2021年にはアニメ化もされた人気作だ。
ホラーでありながらコメディや青春、ヒューマンドラマの要素も盛り込まれた本作で、原菜乃華が“見える”ようになってしまった主人公の女子高生、四谷みこに扮し、親友のハナ(久間田琳加)に霊が取り憑いても、なえなの演じる同級生のユリアに霊が見えていることがバレそうになっても、ただひたすらに全力スルーを決め込み、奮闘する姿が描かれる。
今回、霊が見えるようになってしまった主人公みこ役の原と、霊感を持つユリア役のなえなの、“見える”2人を演じた同級生コンビにインタビュー!映画の見どころや共演シーンの撮影裏話はもちろん、現場で盛り上がった女子トークの内容まで、たっぷりと語ってもらった。
「誰が観ても『見える子ちゃん』の実写と感じられる作品に」(原)
――作品にはどのようなイメージを持っていましたか?
原「原作を読んでいる時から、ホラーとギャグのテンポ感がすごくいいなと思ってました。怖いところはしっかりヒヤっとするし、リズム感っていうんでしょうか。緩急のようなところが独特で、この作品ならではの魅力になっていると思いました。それを映像にどう落とし込むのかもすごく気になっていたのですが、出来上がったものを観たら、私の好きな原作の独特のテンポ感がしっかりと落とし込まれていて。誰が観ても『見える子ちゃん』の実写と感じられる作品になっているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」
なえなの「私は出演が決まってから原作を読んだのですが、感想は『なんだこりゃ!』みたいな感じでした。『(霊を)無視するの?』っていう驚き(笑)。無視したことでどうやって話が展開するのか気になって読んでいくと、『なるほど、なるほど』ってなる。無視しているのに、いろんな面白い話につながっていく感じがすごく新鮮でした」
――お2人はホラー作品に馴染みはありますか?
なえなの「好きです!」
原「そうなんだ!」
なえなの「でも、好きなのは出血のないホラー」
原「なるほど」
なえなの「血が苦手なので、出血がないホラーは全然大丈夫。おばけとかも全然怖くないです」
――映像ではなく漫画で読む場合でも血は苦手ですか?
なえなの「血が出ていると思うとダメなので、白黒でも無理です(笑)」
原「私はホラー、ダメです(笑)」
なえなの「なにが怖いの?」
原「大きい音と急に来る感じがダメ。そうなると正直、なにが出てきても怖いみたいな。急になにかバッと出てくるのがダメなので、ぬいぐるみが出てきても全然怖い!」
なえなの「ぬいぐるみでも!?」
原「そう、怖いの!急なのが本当にダメだから」
なえなの「じゃあ、ゆっくり出てくる感じならいいのかな?」
原「そうかも…おばけも怖いけど、『来る』って分かっているものが出てくるのは意外と大丈夫かも」
なえなの「ゆっくりこっちに来ていたはずなのに、途中からバッて急に来たら?」
原「急になった瞬間にダメ!」
なえなの「なるほどね(笑)。私は、ホラー作品は全然怖くないのに、現場に行くのが怖かったんだよね」
原「どうして?」
なえなの「撮影現場が廃校だって聞いたから(笑)。ホラー作品に出るのが初めてだから、おばけ役の方がどのくらいの“おばけ度”で現場に来るのかもわからなかったし…。未知の怖さみたいなものがあったんだよね」
原「私は逆に、撮影は全然大丈夫だった(笑)。脚本もすごく面白いし、不安はなにもなかったかな」
なえなの「なんか、面白いね(笑)」