「傷ついた気持ちを曝け出せる人って本当にカッコいい」韓国映画ファンもそうでない人にも刺さる『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』を映画ファンはどう観た?
「こんな親友がほしい!」「主演2人のアンサンブルが最高!」…キム・ゴウンとノ・サンヒョンのケミに絶賛の声が続々
ジェヒとフンスを魅力的なキャラクターに作り上げたキャストの演技にも絶賛の声が。老詩人を魅了する少女を演じた『ウンギョ 青い蜜』(12)で鮮烈なデビューを飾り、「ユミの細胞たち」「シスターズ」「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」といったドラマシリーズでも活躍し、『破墓/パミョ』でのシャーマン役で強烈な印象を残した演技派のキム・ゴウン。高身長と端正なルックスが目を引くノ・サンヒョンはモデルとして活動を始めたのち、ラナ&リリー・ウォシャウスキー姉妹が手がけた「センス8」に出演し、4世代に渡る在日コリアンの家族の物語を描いた「Pachinko パチンコ」で牧師イサク役を熱演するなど今後の活躍に期待がかかる新鋭だ。
同世代とはいえ俳優としての実績はキム・ゴウンがより豊富だが、ジェヒとフンスとなった劇中での両者はとにかく息ぴったり。過度に縛り付けることはなく、でも落ち込んだり、悩んだり、傷ついた時には、例えケンカをしていても駆け付けるなど、大切に想い合っていることがひしひしと伝わってくる。そんなケミストリーがとにかく愛おしく、「こんな親友がほしい!」とうらやましくなるほどに眩しい。
「すてきな友情映画。ジェヒが恋愛で幸せになった時のクシャクシャの笑顔を見せるフンスに、思わずこちら側も笑顔に。波乱万丈な人生だけど2人でいれば問題なし!こんな親友がほしいと思った」
「よく知りもしないで上辺ばかり見る冷たい視線なんていらない。飾らない言葉で隣に居てくれる関係、最高じゃないか!!傷ついた気持ちを曝けだせる人って本当にカッコいいと思う」
「つらくて悲しい時にお互いを思いやり、相手のために時に怒り、泣きたい時には肩を貸してあげる関係がまぶしい」
「キム・ゴウンさんが好きだし、内容もおもしろそうと期待していたけど、想像以上におもしろくて最高でした。最後の結婚式のシーンは最高の親友過ぎて涙が流れていました」
「ただのラブストーリーではなく、ただのジェンダー物語でもない。フラットな社会で自由に生きたい親友同士の物語」
「クィアの男性と大胆不敵な女性の友情物語!韓国のクィアに対する姿勢がわかるのも興味深かった。なにより主演2人のアンサンブルが最高!」
「2人の喜怒哀楽を3人目の友人としてハラハラしながら見守るようなあたたかい気持ちになれる。キム・ゴウンがいいのはもちろん、ノ・サンヒョンもとてもいい!」
「ジェヒとフンスの関係。家族であり親友であり、唯一無二。『あんたらしさがなんで弱点なの?』。そう言って全てを受け入れる2人のすてきな関係に涙」
「キム・ゴウンとノ・サンヒョンの繊細な感情表現がすばらしくて、久しぶりにいい涙が流れ浄化された気分」
「ゴウンちゃんもノ・サンヒョンも魅力全開で最高の2人だった!ありのままの自分でいられるだけで人はもっと幸せになれる。世の中に固められた常識じゃなく、自分の価値観で生きたくなる」
「この冷たい世界に生きる全ての人に観てほしい心あたたまる物語。小さなテーブルを囲んでご飯を食べたり、一つ一つのシーンをいま思いだしただけでも心がギュッとなる。お互いを守り合い、自分らしさを肯定し合える関係性」