キム・ゴウンへの愛が爆発!トレンディエンジェル斎藤司が語る、『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が尊い理由

キム・ゴウンへの愛が爆発!トレンディエンジェル斎藤司が語る、『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が尊い理由

「キム・ゴウンちゃん、クールビューティのパイオニアなのに喜怒哀楽の表現が豊かで、その泣き顔さえも魅力的」

ジェヒの生き方は、大人になっても変わらない
ジェヒの生き方は、大人になっても変わらない[c] 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」のキム・ゴウンに心を奪われて以来、ずっと彼女の大ファンだという斎藤が、韓国映画に惹かれる理由の一つが俳優たちの“表情の繊細さ”だ。「彼女は作品ごとにまったく印象が違う。自然体でチャーミングなのに、大人のクールさもあって。今回の映画でも、学生時代から大人になるまでの変化を見事に演じていて、その年代ごとのファッションやヘアメイクの違いも含めて、すごくリアリティがある。キム・ゴウンちゃん、クールビューティのパイオニアなのに喜怒哀楽の表現が豊かで、その泣き顔さえも魅力的。まさに“涙の女王”ですね」と力をこめる。ちなみに、この取材中斎藤さん、愛しのキム・ゴウンと自身の妻の生年月日が、全く一緒であることに気づき、その奇跡の一致に驚愕していた。

韓国特有のお酒の飲み方が見られるのも、斎藤が語る韓国映画の魅力の1つ!
韓国特有のお酒の飲み方が見られるのも、斎藤が語る韓国映画の魅力の1つ![c] 2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

また、韓国映画ならではの“感情の爆発”や、たびたび登場する食事のシーンなども、斎藤が挙げた本作の見どころの1つ。「チャミスルやマッコリの飲み方や、1枚あたりのキムチの大きさ。そして、スンドゥブの食べ方まで。映画やドラマを通して、日本とは違う日常を海外旅行気分で味わえるのが楽しいんですよね。喧嘩のシーンでの感情の出し方なんて、日本と比べ物にならないんですよ。僕が奥さんに怒られている時も、『これ韓国だったらえらいことになってるな』と思うぐらい、韓国の俳優さんは『ヤーッ!』って発する時の声の突き抜け方がすごいんです。そうかと思えば、黙ったままで8秒くらい余裕でもたせられる。まぶたの動き1つで表情の変化が作れるんです。すごいですよね」。

「自分らしく生きることの大切さと、友情の尊さについて考えさせられる、最高の映画でした」

取材の終わり、「この映画を一言で表すなら?」という問いに、斎藤は「サイコー」と答え、すかさず「再考、友情、キム・ゴウン最高~!」と唱えた。“サイコー”とは、「自分を改めて見つめ直す機会になる」という意味での“再考(さいこう)”と、“最高”という、ダブルミーニングであるといい、「自分らしく生きることの大切さと、友情の尊さ。そして、多様な価値観についても考えさせられる、最高の映画でした。46歳という年齢のいま観られて、本当によかった!」と締めた上で、こう補足する。

「ただ、いくら『ジェヒの生き方に憧れる』とは言っても、もしいまの僕が彼女のように強く自己主張をし始めたら、もはやただの老害になっちゃうと思うので…(苦笑)。ジェヒのようなマインドを持ちながらも、出来る限り丁寧に生きていきたいな、と。例えばこういうインタビューの場であっても、投げ掛けられる1つ1つの質問に対して、僕がどう思って、それを皆さんにどう話すかによって、大袈裟かもしれないけど、明日からの人生が、少しずつ変化するんじゃないかという気もするんです。そんなことを、『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は僕に気づかせてくれました」。

取材・文/渡邊玲子


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