『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が洋画実写2年ぶりのV2!『名探偵コナン』の新たな戦略の成否は?
『呪術廻戦 懐玉・玉折』、『か「」く「」し「」ご「」と「』が初登場!
さて、3位には公開6週目を迎えた『マインクラフト/ザ・ムービー』がランクイン。この週末3日間の成績は、動員14万人&興収1億6600万円と、こちらも前週比78%という上々の動員をキープしている。累計成績では動員276万人&興収36億円を突破。これで2025年公開の洋画作品の暫定No.1に浮上した。
新作は2作品がランクイン。4位に初登場を果たしたのは、芥見下々の人気コミックを原作とした『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』(公開中)。2023年に放送されたテレビアニメ第2期の第1話から第5話までで描かれた、五条悟と夏油傑の青春時代のエピソードを劇場用に再編集し、全編の音楽を5.1chサラウンドに再ミックス。さらに一部楽曲が劇場用にリアレンジされている。
初日から3日間の成績は動員13万8000人、興収1億9800万円と、興収では3位の『マインクラフト/ザ・ムービー』を上回る好発進。昨年12月に行われた「ジャンプフェスタ2025」では、アニメの続編となる「死滅回游」のスーパーティザービジュアルが解禁。さらに10月17日(金)からは興収138億円を記録した『劇場版 呪術廻戦0』(21)の復活上映もスタート。「呪術廻戦」の今後の動向に再び大きな注目が集まることだろう。
『君の膵臓をたべたい』(17)の原作者である住野よるの同名小説を、奥平大兼と出口夏希の共演で実写映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』(公開中)は6位スタート。4位から10位まではすべて邦画作品が占めており、洋画が勢いを取り戻しつつあるなかでも、邦画優勢の流れはまだまだ続いているようだ。
以下は、1~10位までのランキング(5月30日〜6月1日)
1位『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
2位『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』
3位『マインクラフト/ザ・ムービー』
4位『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』
5位『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
6位『か「」く「」し「」ご「」と「』
7位『かくかくしかじか』
8位『ドラゴン・ハート-霊界探訪記-』
9位『劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX』
10位『父と僕の終わらない歌』
今週末は2002年に製作された同名アニメをディズニー自ら実写映画化した『リロ&スティッチ』(6月6日公開)、吉田修一の同名小説を吉沢亮と横浜流星の共演で映画化した『国宝』(6月6日公開)、原菜乃華が主演を務め中村義洋監督がメガホンをとったホラーコメディ『見える子ちゃん』(6月6日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬