最新作も公開中!『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』本編ノーカットで金ローに登場
大ヒット公開中の『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を記念して、前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(23)が6月20日(金)の金曜ロードショーに登場。放送枠を1時間20分も拡大し、3時間14分の本編ノーカットで地上波初放送される。
テレビドラマ「スパイ大作戦」を原作とする「ミッション:インポッシブル」シリーズは、1996年公開の第1作からトム・クルーズが主演を務め、人気を博してきたスパイアクション。現在に至るまで8作が公開されており、全世界で約41億ドルを超える大ヒットを記録し続けている。また、主演のクルーズ自らがプロデューサーを務めているからこそ実現できる、スタントマン無しで挑む命懸けの超危険なアクションシーンが毎回大きな話題を呼んでいる。
第7作の用語“デッドレコニング”とは「推測航法」と呼ばれる技術で、「自律航法」ともいう。航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから、過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のこと。本作ではロシアの最新鋭潜水艦「セヴァストポリ」がAI技術を使って高度化した「推測航法(デッドレコニング)」のテストのため航海に出たところ、AIが暴走して自らが放った魚雷に当たり沈没。乗組員全員が死亡するという事故を起こす。しかし、この沈没した潜水艦の中に存在するAIが世界中を巻き込む脅威となってしまう。
これまでも常人の域を遥かに超えたスタントを披露してきたクルーズだが、本作でもその勢いは一向に衰えていない。手錠をしたままローマ市内で猛スピードのカーチェイスを繰り広げたかと思えば、時速100kmのスピードで疾走する列車の屋根で敵と格闘するなど、CGもスタントマンも使わずに自ら生身の体で超危険な撮影に挑んでいる。圧巻は、ノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクごと空中にダイブするというド迫力のシークエンス。これまでのフランチャイズ全体で最も危険だったというアクションには息をのむこと間違いなしだ。
監督&脚本は第5作以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。本作ではクルーズと共に製作も担当している。サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ヴィング・レイムス、ヴァネッサ・カービーらお馴染みのメンバーも出演。さらに、今回のヒロインで凄腕の女スリであるグレース役で「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、イーサンと深い因縁を持つという宿敵ガブリエル役で「NYPDブルー」のイーサイ・モラレス、女暗殺者パリス役で「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのポム・クレメンティエフらが新たに参加している。そして、第1作に登場したユージーン・キトリッジ役のヘンリー・ツェニーもカムバックをはたした。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』をまだ観ていない人はもちろん、すでに観ている人も改めてチェックしておきたい『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。イーサン・ハントことトム・クルーズの超絶アクションをじっくり堪能してほしい。
文/平尾嘉浩