「いまこの瞬間が愛おしくなる」「オールタイムベストになった」…映画『We Live in Time この時を生きて』には“人生で大切なこと”があふれていた!
交錯する時間軸で描かれる愛おしくて大切な記憶
衝撃の出会いから恋人として過ごした日々、娘が生まれるまでの奮闘や、病気が発覚してからの葛藤など、交錯する時間軸のなかでアルムートとトビアスが織り成して来た日々が愛おしく、かけがえのないものとして描かれていく。時間は一方通行に進んでいくものだが、記憶はどのタームにも存在し、悲しい局面においても常に幸福な思い出がそばにあることを教えてくれる。
「様々な時間を入れ替わり立ち替わり見ることで、あの時、あの瞬間がつながって“生きている”というメッセージをより強く感じた」(20代・女性)
「フラッシュバックするように2人の交わった人生が映しだされ、別れの予感を感じながらも最後は熱い涙があふれていた」(30代・女性)
「物語の時間軸がバラバラに描かれるけど、実際に自分が家族との思い出を振り返る時のように感じられてすべてが感慨深かった」(20代・女性)
避けられない別れに向かっていくなかで、同時進行的に何度も幸福だった記憶が差し込まれることで、観る側の感情も大きく揺れ動いてどんどんスクリーンに引き込まれていく。そのうえで、いろいろな思い出が浮かび上がることは自然なことであり、ある意味、これまでのどのラブストーリーよりもリアルなものとして受け止められているのかもしれない。
フローレンス・ピュー&アンドリュー・ガーフィールドの相性が抜群!
主人公2人を演じたピューとガーフィールドの好演にも注目してほしい。『ミッドサマー』、『ブラック・ウィドウ』(21)に出演してきたピュー、「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのスパイダーマンことピーター・パーカー役でブレイクしたガーフィールドだが、スクリームな演技やアクションだけでなく、内に抱えた葛藤を繊細に表現する等身大のキャラクターを演じても一級品であることが本作で再確認できた。
「主演2人の演技が圧巻で“誰かの幸せな記憶”を旅したような気持ちに」(30代・女性)
「アンドリュー・ガーフィールドとフローレンス・ピューのケミがめちゃくちゃよくて、湿っぽくなりすぎず楽しく笑える」(30代・女性)
「チャーミングかつ繊細、ぶれない強さと堂々とした佇まいを兼ね備えたフローレンス・ピューの演技は、本当に素晴らしい!」(20代・女性)
「等身大の姿で優しく包み込んでくれるアンドリュー・ガーフィールド演じるトビアスがとってもよかった」(20代・その他)
イラストレーターのチヤキは「自分にこれからどんな困難が起こってもこの作品を思い出せばそれを受け入れて進めるかもしれないという希望と、大事な人がそうなった時にサポートに徹することができるという確信を得た気がします」とコメント。アルムートとトビアスの生き方が人生の支えとなり、どこか励まされているような感覚にもしてくれる。
仕事への情熱を持ち、感情をまっすぐに放出するアルムートと、どこか自信なさげでたびたび泣きそうな顔しているが、優しさにあふれているトビアス。正反対なキャラクターながら、お互いに足りない部分を補い合っているように感じられる。そんな両者の関係性を自然に体現したピューとガーフィールドの相性のよさを大勢が推している。