リリー=ローズ・デップにブラピ、スカヨハも!ベテランから新星まで2025年注目のビッグタイトルに出演するアクターたちを一挙紹介
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』×スカーレット・ヨハンソン
世界中で愛され続けている恐竜映画の金字塔「ジュラシック」シリーズの7作目、新章『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(8月8日公開)でメガホンをとるのは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)のギャレス・エドワーズ監督。世界最大の恐竜からDNAを確保する任務を命じられたチームが、かつて「ジュラシック・パーク」の研究施設があった島にたどり着く。そこに生息していたのは、突然変異した危険な恐竜たちだった…。
シリーズ初の女性主人公となる熟練の特殊工作員ゾーラを演じるのは、子どものころからシリーズのファンで、出演を熱望していたスカーレット・ヨハンソン。繊細な人間ドラマを得意とする一方、『アイアンマン2』(10)を皮切りに、世界最強の女スパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフを演じた「アベンジャーズ」シリーズのほか、『LUCY/ルーシー』(14)など数々のアクション大作に出演してきた彼女は、いまやハリウッドスターのなかで最もアクションヒロインが似合う女優といっていい。すべての作品で彼女がこだわるのは、できるだけスタントなしで、顔の表情が見えるアクションを追求すること。本作でも暴れ回る恐竜たちを相手に戦うリアルなアクションシーンに期待が高まる。
『バレリーナ:The World of John Wick』×アナ・デ・アルマス
『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)で初登場したバレリーナを主人公に描く『バレリーナ:The World of John Wick』(8月公開)は、キアヌ・リーヴスが裏社会に蠢く伝説の殺し屋を演じる「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ。監督は『ダイ・ハード4.0』(07)のレン・ワイズマン。孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織で、暗殺者としてのスキルを磨いた女性イヴが、幼いころに殺された父親の復讐に立ち上がる。
主人公イヴ役に抜擢されたアナ・デ・アルマスはキューバ生まれ。スペインで知名度を高めたのち、2014年にLAに拠点を移し、必死に英語を学びながらオーディションを受け続けた努力の人だ。ハリウッドでの初出演作となったリーヴス主演のサスペンス『ノック・ノック』(15)でセクシーな美女を怪演して注目され、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(19)で演じた移民の看護師マルタ役でゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネート。『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(21)ではジェームズ・ボンドを援護する新人CIAエージェントを好演し、『ブロンド』(22)ではマリリン・モンローを演じるなど、すっかり世界的スターの仲間入りを果たしている。本作ではボンドウーマンとして披露したキレのよいアクションはもちろん、ジョン・ウィックとの共演シーンも見どころ。
徹底した役作りで、観客を引きつけるキャラクターを見事に体現し、私たちを非日常のエンタメ世界へと誘ってくれるアクターたち。映画を観て、思いきりワクワクドキドキできるのは、いつだって必ず期待値を超える活躍を見せてくれる彼ら、彼女らがいるからこそ。ベテランから新星まで、スクリーンで輝くスターたちの姿をしっかり目に焼きつけたい。
文/石塚圭子