ブラムハウス作品や『28年後…』3部作など最新情報が目白押し!「シネマコン2025」で紹介された今後のホラータイトルを総まとめ
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
3部作として展開することが明らかにされている、「28日後…」シリーズの続編『28年後…』。ウイルスの漏出から生き残り、厳重に警備された小さな島で暮らす生存者が、新たな恐怖に遭遇する様を描く第1弾の『28年後…』は6月20日(金)に日米同時公開。そして第2弾となるニア・ダコスタ監督の『28 Years Later: Bad Temple』は2026年1月16日(金)に北米公開を控えている。
今回のシネマコンでは、会場限定で『28年後…』の新たな映像が公開され、『28 Years Later: Bad Temple』の編集作業が現在進められていることが明らかに。また、完結編となる第3弾でメガホンをとることが報じられているダニー・ボイル監督は、資金調達に苦慮しており制作に着手できていないことを説明。第3弾の公開はもう少し先になりそうだ。
他にも同スタジオでは、原作ゲームの恐怖感を忠実に再現する新たなアプローチで描かれる「バイオハザード」シリーズの最新作にしてリブート版が待機。2026年9月18日に北米公開される見通しだ。さらにデヴィッド・F・サンドバーグ監督の『Until Dawn』(4月25日北米公開)や、「ラストサマー」のリブート版『I Know What You Did Last Summer』(7月18日北米公開)、そして「インシディアス」シリーズの最新作が2026年8月21日(金)に北米公開されることなども発表されている。
ライオンズゲート
“ホラーの帝王”スティーヴン・キングが最初に執筆した作品として知られる名作ながら、これまで一度も映像化されてこなかった「死のロングウォーク」を、「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンス監督が映画化する『The Long Walk』が、9月12日に北米公開されることが決定。
『リコリス・ピザ』(21)のクーパー・ホフマンや、『ジョジョ・ラビット』(19)のローマン・グリフィン・デイヴィス、『エイリアン:ロムルス』(24)のデヴィッド・ジョンソンら注目の若手キャストに加え、「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミルが絶対的権力者である少佐役として出演する同作。プレゼンテーションに参加したジョンソンは、昨年夏に行われた撮影が劇中さながら毎日20キロメートル前後を歩く過酷なものだったことを振り返った。
また昨年秋に製作決定が伝えられている、2000年にクリスチャン・ベール主演で映画化されたブレット・イーストン・エリスの小説「アメリカン・サイコ」をルカ・グァダニーノ監督が再映画化する企画についても続報が。ビデオメッセージで登場したグァダニーノ監督は「非常に順調に仕上がっている」と脚本の進捗状況を明かし、主人公であるパトリック・ベイトマン役のキャストについて「非常にエキサイティングな俳優たちと交渉を進めている」と言及。続報に乞うご期待。
ワーナー・ブラザース
ユニバーサルモンスターの傑作『フランケンシュタインの花嫁』(35)を、マギー・ギレンホールがメガホンをとり独自の解釈を加えてミュージカル調のダークホラーとして再映画化する『The Bride』は、既報の通り2026年3月5日に北米公開。
クリスチャン・ベールがフランケンシュタインの怪物を、ジェシー・バックリーが花嫁を演じる他、ピーター・サースガードやアネット・ベニング、ジェイク・ギレンホール、ペネロペ・クルスらが共演。IMAXでも撮影が行われたのだとか。
また、シネマコンの開催前に最新の予告映像が解禁された「ファイナル・デスティネーション」シリーズの最新作『Final Destination: Bloodlines』(5月16日北米公開)は、同会場内で7分間の新規フッテージが公開された模様。1960年代に起きたタワー倒壊事故を発端に、何十年にわたって“死”を回避してきた家族が描かれていく同作。久々のシリーズ最新作で、どこまで進化を遂げているのか注目が集まるところ。そして、「バイオハザード」のリブート版が控えるザック・クレッガー監督の新作ホラー『Weapons』(8月8日北米公開)のファーストルック映像も会場内限定で解禁されたようだ。
リメイクや続編、往年の人気ホラージャンルであるモンスターものやゾンビものから現代的な恐怖を描く作品まで、バラエティに富んだラインナップが揃ったハリウッドメジャースタジオのホラー作品。どれも日本上陸が待ちきれない!
文/久保田 和馬