アンガールズ田中「50代は低音でいく」『ロングレッグス』予告吹替え担当を発表！ネット予想は「津田健次郎」と二分
独立系ホラー映画として過去10年間の全米最高興収を記録した『ロングレッグス』(3月14日公開)の公開直前イベントが3月12日にユーロライブで行われ、“ロングレッグス”＝“脚が長い人”代表としてお笑いコンビ・アンガールズの田中卓志、ホラー好きのモデルでタレントのゆめぽてが出席した。
『イット・フォローズ』(14)で注目を浴び、本作でスクリーム・クイーンの座を不動のものとしたマイカ・モンローが主演を務め、ニコラス・ケイジが40年以上のキャリアにおいて初めてシリアルキラー役に挑戦した本作。未解決一家連続殺人事件の捜査を任された、新人FBI捜査官のリー・ハーカー(マイカ・モンロー)。10の事件に共通するのは父親が家族を殺害し、自殺。すべての犯行現場には暗号で書かれた“ロングレッグス”からの手紙が残されていた。
田中はこの日、史上最恐のシリアルキラー“ロングレッグス”さながらの、「クックー」という不気味な声を再現して登場。ゆめぽてを大いに怖がらせた。シークレットになっていた本作予告編での“ロングレッグス”の吹替えは、田中が担当していたとのこと。「声をやっているのは誰か？」という予想に対して、公式SNSでは「アンガールズの田中」か「声優の津田健次郎」と意見が二分されていたという。田中は「『呪術廻戦』の七海とか、めっちゃカッコいい声の！俺はツダケンの声に似ているということなんですか。津田さんのファンに叩かれそう」と恐れつつも、「でもうちの奥さんも(予告内で)『ロングレッグス』という低音のところは、『ツダケンさんに似ている』と言っていた。家で『ロングレッグスって言ってみて』とやらされた」と家庭での様子を披露。「低く行くといいんですかね。50代は低音で。『山根ぇ…』と。そういうほうがモテそうですね」と低音ボイスでの相方へのツッコミを練習していた。
すでに映画を鑑賞したという田中とゆめぽて。ゆめぽては「始まりからすべてが不気味で、ずっと怖い。ただびっくりさせるだけのストーリーではない」、田中も「怖さもあるけれど、大人も楽しめるミステリー。なんとなくこういう映画かなと想像しているよりも、2歩先くらい展開が違うところに行く。想像と違う方向に行くのがいい」と大いに楽しんだ様子。公開を目前に控えながらも、いまだ“ロングレッグス”の顔は明らかになっていないが、ステージでは田中が“ロングレッグス”の顔真似をして会場を盛り上げるひと幕もあり、ゆめぽては「本家を超えている！めっちゃ怖い！」と再び震えていた。
また劇中でクイズのような暗号が登場することから、田中の身に起きたことをクイズ形式で発表する「めちゃめちゃ怖い田中クイズ」も実施された。田中は「月に数回、自分の家のお風呂で一人でやっている怖いことはなんでしょう？」とクイズをお見舞い。「芸能人の悪口を書き込む」「排水口の抜け毛を壁にぶつける」「不倫相手とメール」という3択問題となったが、これにはゆめぽてが「全部えぐい」とコメント。
正解は「排水口の抜け毛を壁にぶつける」とのことで、リアルに怖い回答にゆめぽてや会場も驚くなか、田中は「排水口にある抜け毛を取って。ただ捨てるだけだともったいないので、一回壁にバーン！とぶつける。ベシャッとくっついた毛が、なんの動物に見えるかをやっている」と続けた。エビに見えることが多いそうで、怖いのかよくわからなくなってきたエピソードにゆめぽてや会場からも笑い声が上がっていた。最後に田中は、改めて本作のストーリー性に触れながら「刺激に飢えている方にはすごく合う」と映画をオススメしていた。
取材・文/成田おり枝
