南沙良、主演最新作で“毒親”に振り回される主人公を熱演『愛されなくても別に』公開決定
<コメント>
●南沙良(宮田陽彩役)
「お芝居しているなかで、自分が不幸であることを他人との物差しとして用いてしまう陽彩を抱きしめてあげたくなりました。誰かと出会うこと、なにかを失うこと、なにかを信じること。ただ生きることがこんなにも難しいこの世界で、未来を見ることが出来なくても、いまを生き抜く力を持てたら、と強く思えた作品でした」
●井樫彩(監督)
「あらすじから暗くて重い話なのかと思われがちなのですが、決してそれだけの物語ではありません。苦しんだり傷ついたりしながら、だれかの手を振り払ったり…ときに手を取ったりして力強く歩んでいこうとする陽彩と雅という、ふたりの人間の物語です。ふたりに会いに、ぜひ劇場にお越しいただけたら嬉しいです」
●佐藤慎太朗(プロデューサー)
「社会問題をテーマにした題材はどうしても重たくなりがちですが、武田先生の描くこの物語にはそれだけではなく、作品全体を包み込む不思議なポップさがありました。原作が持つその独特な世界観を大切にし、なおかつ鑑賞後に清々しさを与えられるような映画にしたいと、井樫監督にこの企画を持ち込みました。同年代で同じ時代を生きてきた井樫さんとだからこそ、この映画が作れたと思います。生きていくうえで不安や悩みはつきものですが、登場人物たちの勇気が、誰かに寄り添い、救うことを願います」
文/スズキヒロシ
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