笑いと涙の名演が光る笑福亭鶴瓶、『35年目のラブレター』で魅せる圧倒的“陽”の存在感
語りの力と俳優としての磨かれた表現力で魅了する『35年目のラブレター』
そんな鶴瓶の役者としての魅力が堪能できるのが、『35年目のラブレター』だ。本作は、文字が読めず書けないという困難を抱えながらも、60歳を過ぎてから愛する妻の皎子(原田)に感謝の気持ちを込めたラブレターを書こうと決意した西畑保(鶴瓶)を主人公とする愛の物語。西畑夫妻の実話に感銘を受けた塚本監督の熱意に共鳴したスタッフとキャストが集結し、映画化された。
定年退職を機に夜間中学に通い始めた保は、年齢も国籍も異なるクラスメイトたちと共に学びながら、少しずつ文字を覚えていく。しかし、数年後ついにラブレターが完成しようとしていた矢先、皎子が病に倒れてしまう。
いつまでも仲良し夫婦である保と皎子。物語はそんな2人の出会いから、ラブレターの作成に四苦八苦する保の奮闘とそれを支え続ける皎子の現在の様子を交互に映しだしていく。幼少期から過酷な経験をしてきた保が、愛情深い皎子と出会い、少しずつ人としての幸せを取り戻していく様子が微笑ましくも尊くて、涙腺が刺激されること請け合いだ。
鶴瓶は、年齢を重ねてからの学びの苦労、そして文字を覚えるたびに感じる喜びを、駆け引きの一切ない少年のような素直な反応で表現。コメディタッチのシーンでは独特の間合いと軽妙な演技で笑いを誘い、シリアスなシーンでは人生の重みを感じさせる名演を披露した。優しくて愛情豊かな皎子を体現した原田との息もぴったり。また、若かりし頃の保と皎子を重岡と上白石が演じ、鶴瓶と原田の2人に見事にシンクロさせた情感たっぷりの熱演で幸せなアンサンブルを奏でているのも観逃せない。
落語家として培った語りの力と俳優としての磨かれた表現力。この2つが融合し、鶴瓶は圧倒的な存在感を放っている。彼の持ち味が存分に発揮された『35年目のラブレター』を劇場で観て世界感にどっぷり浸かりながら、大いに笑って泣いて、そして癒されたい。
なお、「Pontaパス」会員なら“au推しトク映画”である『35年目のラブレター』が全国の対象映画館でおトクに鑑賞できる。特典として対象映画館である全国のTOHOシネマズ、ローソン・ユナイテッドシネマグループ、コロナシネマワールド、OSシネマズであれば土日平日いつでも1100円で鑑賞可能。同伴者1名まで特典が利用できるので、クーポンサイトで利用方法を参照のうえ映画館で堪能してほしい。
文/足立美由紀
対象劇場 :全国のTOHOシネマズ、ローソン・ユナイテッドシネマグループ、コロナシネマワールド、OSシネマズなど
料金: 一般・大学生1,100円、高校生以下900円
※別途、追加料金が必要な特殊上映や特別席がございます。
対象: Pontaパス会員、同伴者1名まで特典がご利用いただけます。
利用条件: 会員ならいつでも、公開期間中何度でも対象の映画が割引となります。
事前購入: 各劇場のHPをご確認ください。
利用方法: 映画『35年目のラブレター』 auクーポンサイト

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