山崎貴監督からあふれる映画館愛!スクリーンで観る意義やこだわりの座席位置、『ゴジラ 新作映画』への意気込みまで語る【連載「I’m a moviegoer」】
「moviegoer(ムービーゴーアー)」という言葉をご存知だろうか?映画館に行くという行為から生まれたこの単語は、「よく映画を観に行く人、映画ファン」という意味で、海外では広く使われている。この言葉をキーワードに、“映画ファンの皆さんに、もっと映画館で映画を観てほしい”という想いから「グランドシネマサンシャイン 池袋」が劇場オリジナルグッズとして展開している企画が、「I’m a moviegoer」だ。
この企画では、映画館で観ることのすばらしさをより伝えていくべく、自他ともに認める「moviegoer」な映画監督に「I’m a moviegoer」と直筆メッセージをもらい、そのオリジナルグッズをグランドシネマサンシャイン 池袋とMOVIE WALKER STORE限定で販売する。
MOVIE WALKER PRESSでは、この企画にあわせて、メッセージをもらった映画監督にインタビューを実施する連載がスタート!記念すべき第1回を飾ってくれたのは、『ゴジラ-1.0』(23)で第96回アカデミー賞視覚効果賞に輝いた山崎貴監督。moviegoerとしての映画館にまつわる思い出話や、こだわりの座席位置、作り手として意識していること、そして製作が決定した『ゴジラ 新作映画(仮題)』についてまで語ってもらった。
「映画制作で意識しているのは、大スクリーンや音響にふさわしい映画であること」
――監督デビュー作の『ジュブナイル』をはじめ、映画館の大スクリーンで観ることを前提とした作品づくりをされていますが、「映画館で映画を観ることの魅力」はどのような点にあるのでしょうか?
山崎「暗闇の中でほかの人たちと大きなスクリーンを観る行為は、ハレとケで言うとハレ、お祭りとしての特別な行事であると思うんです。時代としてはいろんなものが利便性に流れ、だんだんと映画館で映画を観る優位性は失われているなかでも、観たい作品が上映されている映画館をわざわざ調べて、時間を作って出かけることには、“儀式”のようなプロセスがある。いまの時代だからこそ、このプロセスが大事なんじゃないかと思っています。それに、映画館で公開する作品は、映画館での上映を念頭に置いた調整がされています。映画館と家庭では、よほど凝っている人でない限りは環境がまったく違うので、制作者の意図を100%享受してもらうためには映画館で観るのがベストな選択肢だと思います。
気軽さというのは簡単に消費できてしまうことでもあるので、観るのを止めることも容易です。でも映画館は、時間とお金を使って来てもらうわけですから、席に座っていないといけない精神的な拘束力がある。これが作品への没入感を与えるプラス要因の一つでもあると思っています。逆に言うと、作り手としては拘束させることに見合った映画を届けることが大切だと考えています」
――山崎監督が映画制作において特に意識していることはなんでしょうか?
山崎「まずは映画館に来てほしいということ。気軽に映像作品に触れられる時代だからこそ、大きいスクリーンや音響にふさわしい映画であることはすごく意識しています。特に、ゴジラのようなキャラクターは‟映画スター“なので、テレビで簡単に消費してはいけないものだと思っています。当たり前ですが、サイズが巨大ですから大きいスクリーンで観たほうがより存在を感じられますしね。意識しているのは大スクリーンに映しても粗が目立たないこと。ディティールの積み重ねはすごく丁寧にしています」
――一口に‟moviegoer“といっても、映画館カルチャーは国によって違いますよね。山崎監督は、海外の映画祭や映画賞に呼ばれた時など、海外の映画館で映画を観る機会はありますか?
「滞在期間中にぽっと空き時間ができた時なんかに、映画を観ることは結構あります。日本とは違う、お客さんのリアクションがいいですよね」
――『ゴジラ-1.0』は北米でも1500スクリーン以上で上映されていましたが、現地の映画館ではご覧になりましたか?
山崎「北米プレミアの時にDGAシアターでお客さんと一緒に観ました。現地のお客さんは上映中でも声をあげたり拍手をしたり、皆で盛り上がるので“ライブ感”がすごかったですね。こういう鑑賞方法もすてきだなと思いました。日本ではお行儀よく黙って観なさいと言われてしまいますよね。でも歌舞伎の声かけのように、もともと日本には『虚構のものに声をかける文化』があったと思います。以前、山田洋次監督とお話をした時も、昔の映画館は笑い声だけでなく大騒ぎしながら観ていたとおっしゃっていました。
なので、作品によりますけど映画に対してのリアクションなら多少声出してもいいんじゃないかと思っています。もちろん、映画と関係ないリアクションはダメですけど(笑)。最近だと声を出すのが推奨される応援上映がありますが、あれは本当に楽しいですよね」
カラー:ホワイト・ブラック・ライトグレー
サイズ:M、L、XL
販売価格:5,500円(税込)
発売店舗:
(オンライン販売)MOVIE WALKER STORE ※4月1日より先行販売中
https://store.moviewalker.jp/item/detail/1249
(店頭販売)グランドシネマサンシャイン池袋 4Fストア ※4月4日(金)より販売予定
https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/
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