ブックマン・マーク:行動の軌跡
-

ブックマン・マーク:行動の軌跡

2025年10月18日公開、87分
  • 上映館を探す
  • みたい
    24
  • みた
    0
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

誰もが取り残されない世界の実現に生涯を捧げた、重度障害のあるアメリカ人博士ブックマン・マークのドキュメンタリー。監督・製作は、マークの父ポールの大学時代の同級生であるロン・スモール。

ストーリー

ブックマン・マークは、1991年にアメリカ・フィラデルフィアで生まれた。16週早く生まれ、体重はわずか752グラム。筋肉が弱まる難病により10歳の時に心臓移植を受け、車いすを使いながら、障害を持つ自身の経験を力に変えてきた。日本の歴史や宗教観に強い関心を持ち、日本文化・アニメに魅せられた少年はやがて博士号を取得。東京大学で博士研究員を務め、日本の歴史と政策を現場から深く見つめる“行動する学者”へと成長した。教育者、歴史家、そして活動家として、障害者の権利のために行動し続けた彼の姿は、多くの人に希望と問いを投げかける。撮影は2022年秋、マークの父ポールが東京在住だった息子と3年ぶりに再会した直後に行われた。だが、マークはそのわずか2か月後、心不全で急逝してしまう。父ポールは本作の監督ロン・スモールと共に、障害学生の海外留学や国際的活動を支援するNPOを設立し、息子の遺志を未来へとつなごうと活動している。また、障害者権利活動家の奥平真砂子、ユニバーサルデザイン建築家の川内美彦、カリフォルニア大学バークレー校障害学教授・中村かれん、障害学研究者・長瀬修など、マークと接点のあった国内外の多様な実践者たちの言葉を通じて、マークが対峙した障害をめぐる社会の構造が浮き彫りになっていく。バリアのある社会で障害をめぐる“対話”を続けた若き研究者の軌跡は、今を生きる一人ひとりの未来へのヒントになるだろう。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Mark - A Call to Action
製作年
2024年
製作国
アメリカ
配給
Mark Bookman Foundation
初公開日
2025年10月18日
上映時間
87分
製作会社
Glide Fund Inc.


[c]キネマ旬報社