パク・ガンヒョン
グウィンプレン
1960年代から進化を続け、世界的な躍進を遂げている韓国ミュージカルの名作を映画館で堪能できるシネマシリーズ。日本でも人気の高い5作品を厳選して上映するなかの一本。『笑う男』は『レ・ミゼラブル』『ノートルダム・ド・パリ』を著した文豪、ヴィクトル・ユゴーが自身の最高傑作と称した小説『笑う男』を原作に、ロバート・ヨハンソン(脚本・演出)、ジャック・マーフィー(歌詞)、ブロードウェイミュージカルのヒットメーカー、フランク・ワイルドホーン(作曲)らのクリエイションによって2018年、韓国にて世界初演を果たす。日本では2019年と2022年に上演され、劇中で紡がれる繊細な人間ドラマと壮大な音楽が大きな話題となった。本作は2018年公演版・2019年韓国劇場公開作品であり、グウィンプレン役を『ハデスタウン』のパク・ガンヒョン、デア役を『シカゴ』のミン・ギョンア、ウルシュス役を『レ・ミゼラブル』のヤン・ジュンモが演じている。
17世紀の終盤、イングランド。見世物として口を裂かれた少年、グウィンプレンは雪の中で死にかけている赤ん坊(のちのデア)を見つけ、近くの小屋で暮らす興行師のウルシュスと出会う。青年となり、口の傷から“笑う男”と呼ばれるグウィンプレンと盲目のデアはウルシュスのもと自身の生い立ちを芝居で演じ、有名人となっていた。ある日、彼らの興行に興味を持った貴族が訪れたことでグウィンプレンとデアの運命は大きく動き出す。