映画ランキング - 国内映画
(2025/12/12~2025/12/14)
2025年12月15日
発表(毎週火曜更新)
2025年12月12日~2025年12月14日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『ズートピア2』『栄光のバックホーム』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などがランクイン!(興行通信社調べ)
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NEW百世渡原作の同名漫画を上白石萌歌、なにわ男子の高橋恭平、INIの木村柾哉、FANTASTICSの中島颯太のクアトロ主演で実写映画化。恋愛したくない女子高生が、人間の“恋愛エネルギー”を糧にする魔法使い···もっと見る
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NEW哲学的要素なども含んだ深遠なテーマが評判となり、社会現象にもなったSFアニメの新劇場版第2作。人気キャラクターのアスカに加え、テレビ版にはいなかった新キャラも登場。
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6太平洋戦争末期のペリリュー島での戦いに身を投じた若者たちの姿を描く同名漫画をアニメーション映画化。「魔都精兵のスレイブ」の久慈悟郎が監督を務める。亡くなった仲間の勇姿を書き記す“功績係”に任命された兵···もっと見る
12月12日から12月14日までの全国映画動員ランキングが発表。前週、洋画アニメ作品としては歴代2位のオープニング成績を記録する大ヒットスタートを切ったディズニー・アニメーション最新作『ズートピア2』(公開中)が、今週も圧倒的な強さを発揮。2位以下に大差をつけ、見事に2週連続No.1を達成した。
『ズートピア2』の週末3日間の成績は、観客動員116万1000万人、興行収入16億2400万円。これは前週末と比較すると、動員が88%、興収が86%というなかなかの高維持率。公開10日間の累計成績では動員301万5156人、興収42億8314万円に到達。最終興収133億7000万円を記録した『アナと雪の女王2』(19)の同期間の累計が動員338万人&興収43億円だったので、それに匹敵する成績といえよう。
すでに年末年始興行の絶対的な主役となることが確実視されている『ズートピア2』。目下の注目は、やはりピクサー作品を除くディズニー・アニメーション作品として「アナ雪」シリーズ2作以来となる“メガヒット”(=すなわち興収100億円突破)なるかどうかというところだろう。結論から言えば、公開時期的に考えて、前段で比較対象とした『アナ雪2』と同じような推移を見せ、すんなりと興収100億円のラインを超えてくる可能性は高い。
コロナ禍以降、日本のアニメ映画が爆発的なオープニング成績と共に無双状態となることが頻発しており、メガヒット=独壇場的な興行のイメージが強くなったが、そもそもディズニー・アニメーション作品は“ロングヒット型”。最近でいえば『国宝』(公開中)のように、じわりとしたスタートから安定的に高い成績を長期にわたって維持し、動員・興収を積み上げていくパターンが多い。もっぱらこれは、ディズニーというブランドへのずば抜けた信頼度の高さがあってのことだ。
しかも『アナと雪の女王』(13)は春休みから夏休みまで、『ベイマックス』(14)は年末から春休みまで、前作『ズートピア』(15)はゴールデンウィークから夏休みまで、繁忙期をまたいでランキングの上映に君臨し、いずれも次のディズニー作品(実写・アニメ、ピクサーを問わず)にバトンタッチするようにして落ち着いていく傾向がある。昔のように映画館の系列が分けられていればそうなるのも当然だが、どれもシネコンが台頭してからのことなのは興味深い。
その例にならえば、次のディズニー作品はピクサーの『私がビーバーになる時』(2026年3月13日公開)なので、やはり『ズートピア2』の勢いは春休みまで持続するということか。同じようにロケットスタートを切った『アナ雪2』の場合、たしかにロングヒットとなったものの、春休み目前でコロナ禍に突入し急失速していた。それを踏まえると、『ズートピア2』が『アナ雪2』を超える可能性もゼロではないだろう。
ちなみに先述の『ズートピア2』の10日間の累計成績から、初週末3日間と今週末3日間の計6日間の成績を差し引いて出される平日4日間の動員は、およそ54万人。ファミリー向けの作品ということもあり、現状では土日への偏りが大きいようだ。冬休みが始まれば偏りもなだらかになってくるはずで、そこで一気にブーストをかけることができるかがカギとなる。
さて今週は3作品が初登場を果たしたが、そのうち2本が旧作のリバイバル上映。3位にはロバート・ゼメキス監督の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(公開中)が公開40周年を記念した限定上映でランクインし、7位には「月1エヴァ EVANGELION 30th MOVIE Fest.2025-2026」の第4弾『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(公開中)がランクイン。
とりわけ注目すべきは、週末3日間で動員8万6000人、興収1億9800万円を記録した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。最近も『もののけ姫』(97)の4Kリマスターがランキングを賑わせてくれたが、こうした旧作リバイバル作品がトップ3に入るのは、コロナ禍の臨時的な再上映企画を除けば極めて異例。これまで何度もリバイバルが重ねられてきた作品だが、初のIMAX&4D上映が後押しとなっているようだ。
4位に初登場を果たしたのは、「少年ジャンプ+」で連載されテレビアニメ化もされた百世渡の同名コミックを実写映画化した『ロマンティック・キラー』(公開中)。上白石萌歌と高橋恭平(なにわ男子)、木村柾哉(INI)、中島颯太(FANTASTICS)が“クアトロ主演”を務め、「東京リベンジャーズ」シリーズの英勉監督がメガホン。初日から3日間で動員7万6000人、興収1億600万円を記録している。
公開3週目を迎えた『栄光のバックホーム』(公開中)は、週末3日間で動員11万人&興収1億5800万円を記録し、3週連続で2位をキープ。累計成績は動員65万人を突破、興収は9億円に迫っており、ヒットの目安となる興収10億円到達も確実。また、公開7週目を迎えた『爆弾』(公開中)も前週と同じく5位にランクイン。累計成績では動員183万人&興収26億円に到達している。
公開28週目を迎えた『国宝』は、前週からまたひとつ順位を上げて6位となり、累計成績は動員1271万人&興収179億4000万円を突破。現地時間12月16日には、日本代表としてエントリーしている第98回アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストが発表されるが、無事に選考に残ることができるか注目が集まるところ。
また、同じく第98回アカデミー賞長編アニメーション賞にエントリーしている『チェンソーマン レゼ篇』(公開中)は前週の3位から9位へランクダウン。それでも累計興収は96億2000万円となり、『ジュラシック・ワールド』(15)や『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(89)などを抜いて日本歴代興収ランキングの56位に浮上している。
以下は、1~10位までのランキング(12月12日〜12月14日)
1位『ズートピア2』
2位『栄光のバックホーム』
3位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年限定上映
4位『ロマンティック・キラー』
5位『爆弾』
6位『国宝』
7位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
8位『TOKYOタクシー』
9位『チェンソーマン レゼ篇』
10位『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』
今週末は、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」シリーズの第3弾『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月19日公開)、福田雄一監督が幕末を描く『新解釈・幕末伝』(12月19日公開)、スピッツの同名楽曲を原案に福士蒼汰と福原遥が共演するラブストーリー『楓』(12月19日公開)が控えている。
文/久保田 和馬
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