兵役中のイ・ジェウクがサプライズ登場!笠松将が流暢な韓国語を披露、チェ・ヒョヌクも登壇…BIFFで見つけた注目作たち
イ・ジェウクがサプライズ登場でエール!Netflix新シリーズ「クルアルバ -おいしいバイト-」
NetflixやDisney+などの注目すべき配信シリーズが公式招待・初上映される部門「On Screen」では、まもなく10月30日より配信されるNetflixドラマシリーズ「クルアルバ -おいしいバイト-」が上映された。借金まみれのヒョクジュンは、通常の50倍もの報酬が得られるという“クル(꿀)”(韓国のスラングで「楽な」「おいしい」「最高の」などを意味する)なアルバイトを紹介する謎の斡旋所の存在を知る。破格の報酬に惹かれ、思わず飛びつくヒョクジュンだったが、そこで彼を待ち受けていたのは、想像を絶する地獄だった。「D.P. -脱走兵追跡官-」などの名プロデューサー、ハン・ジュニ監督が手掛け、イ・ジェウク、キム・ミンハ、コ・ミンシ、特別出演にチェ・ヒョヌクらが名を連ねている。
オープントークでは、ハン・ジュニ監督が、ドラマシリーズ「弱いヒーロー Class1」以来、タッグを組んできたチェ・ヒョヌクを起用した理由を明かした。「とても気になります!」と興味津々のチェ・ヒョヌクに苦笑いしながら、これまでに2作品でタッグを組んできたことから、「どうか3回だけ出演してくれませんか?」と冗談交じりにオファーしたことを振り返り、会場の笑いを誘った。さらに、「スタートを切ってほしいと頼みました」とも語り、物語の序盤を担う重要な役どころを託したチェ・ヒョヌクへの厚い信頼をのぞかせた。
キム・ミンハは、自身の主演作であり、今年のBIFFオープニング作品でもある『昼と夜は互いに(原題:낮과 밤은 서로에게)』とはまったく異なる役柄に挑戦できたことに、充実感をにじませた。「アクションシーンが多く、『一体どんなシーンになるのだろう』という疑問も大きかったので、監督と何度も話し合い、想像力を働かせながら撮影に臨みました」と振り返り、「自分1人の想像力だけではたどり着けない領域に挑むことができ、非常に特別な経験でした」と語った。また、こうした作品を携えてBIFFに参加できたことにも、特別な意義を感じている様子だった。
そんななか、思いがけないサプライズも!現在、陸軍に現役入隊し、兵役に就いている主演のイ・ジェウクが、オープントークの客席に姿を現したのだ。兵役中のためイベントへの正式な参加はなかったものの、終盤には短時間ながらステージにも登場。ファンからの熱い声援に応え、「元気に軍服務をしています。楽しく観てください!」と笑顔で呼びかけた。思わぬサプライズ登場に、会場は大いに盛り上がった。
キム・ヘジャのクローズアップが胸に迫るヒューマンドラマ『今もなお輝いて』
『今もなお輝いて(原題:여전히 찬란하게)』は、日本統治下の朝鮮を舞台に、ともに友情を育み、痛ましい記憶を胸に刻んだ17歳のスノクとチョンイムが、長い年月を経て再会する物語だ。日本による植民地支配で深い傷を負いながらも、懸命に生きる人々の輝きを描いた本作で、特に印象的なのがキム・ヘジャのクローズアップだ。
オープントークでは、ソン・イルグォン監督がキム・ヘジャの出演を実現させるまでのエピソードが明かされた。ソン・ソックとの共演で話題を呼んだドラマ「君は天国でも美しい」以降、新たな作品への出演を控えていたというキム・ヘジャ。監督は彼女の自宅を6回ほど訪ね、食事をともにしながら、なぜキム・ヘジャでなければならないのか、その想いを根気強く伝え続けたという。その熱意が実を結び、キム・ヘジャは「作品に込められた想いを、自分を通して観客に届けられるのであれば、出演します」とオファーを快諾。監督も「彼女のクローズアップを撮影できたのはすばらしいことでした」と語り、念願のタッグが実現した喜びをにじませた。
開幕式での様子から体調を心配する声も上がっていたキム・ヘジャだが、この日は共演者に支えられながらステージに登壇。「私は映画にはあまり出演しないので、今回もかなり躊躇しましたが、監督の作品に懸ける想いが伝わり、出演を決めました。この映画が皆様の心に響くことを願っております」と、作品への深い愛情を込めて語った。
取材・文/荒井 南

