『トイ・ストーリー5』が北米V2達成!シリーズ最速ペースで累計興収3億ドルを突破
先週末(6月26日から6月28日まで)の北米興収ランキングは、前週に2026年最大のオープニング興収を叩きだした『トイ・ストーリー5』(日本公開中)が引き続き首位をキープ。2度目の週末3日間の興収は、前週比44.4%の7082万9028ドルとやや下落幅が大きいものの、週末時点での累計興収は2億9807万670ドル。平日に入ってすぐに累計興収3億ドルに到達している。
公開から11日目での累計興収3億ドル到達は、歴代18位タイの速さ。前作『トイ・ストーリー4』(19)は17日目、その前の『トイ・ストーリー3』(10)の18日目だったので、それらを大きく上回るシリーズ最速ペース。とはいえオープニング興収で比較対象となっていた『インサイド・ヘッド2』(24)と『インクレディブル・ファミリー』(18)はどちらも9日目に達成しており、かつ2週目末の時点で累計興収は3億5000万ドル近くまで達していた。この差がどう影響してくるか。
次週末はサマーシーズン最大の書き入れ時であるアメリカ独立記念日。この週末にどこまでポテンシャルを発揮できるかが重要になってくることは間違いないだろう。しかも7月1日からイルミネーションの『ミニオンズ&モンスターズ』(8月7日日本公開)という強敵が北米公開を迎えている。主にファミリー層を取り合う格好になる“おもちゃvsミニオンズ”の熾烈な争いに注目しておきたい。
さて、新作タイトルで上位に食い込んできたのは2作品。2位に初登場を果たしたのは、“新生DCユニバース”の第2弾となる『スーパーガール』(日本公開中)。3602館で封切られ、初日から3日間の成績は3710万2018ドル。昨年の7月に公開され、大好評に迎えられて北米最終興収3億5000万ドルを超えた『スーパーマン』(25)のオープニングと比較すると3分の1以下のスタートとなっている。
批評集積サイト「ロッテン・トマト」を見てみると、批評家からの好意的評価は55%、観客からのそれも76%と伸び悩み気味。また「Variety」の報道によれば、制作費1億7000万ドル、マーケティング費用1億2000万ドルと、合計3億ドル近い資金が投じられており、1億ドル近い損失が出るものと推定されている。ワーナー・ブラザース関係者は談話のなかで「長期的戦略の一要素」と語っているが、今後のDCユニバースの動向に注視しておく必要がありそうだ。
そして4位には、「ジャッカス」シリーズの4年ぶりの新作映画で“完結編”と銘打たれている『Jackass: Best and Last』がランクイン。2855館で公開され初日から3日間の興収は846万4977ドルと、これまでサプライズヒットを飛ばし続けてきたシリーズ作のなかでは最も低いスタートに。しかし「ロッテン・トマト」によれば批評家からの評価は89%と過去最高。なんとか良いかたちで有終の美を迎えることができそうだ。
文/久保田 和馬
