浅野忠信が真田広之について「頭が上がらない」と感服『モータルコンバット/ネクストラウンド』凱旋初日舞台挨拶
大ヒット上映中の伝説的格闘ゲーム「モータルコンバット」の実写映画最新作『モータルコンバット/ネクストラウンド』の日本公開を記念し、雷神ライデン役の浅野忠信が凱旋登壇する初日舞台挨拶が6月5日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催。浅野が、日本公開初日を迎えた喜びや、同作で共演している真田広之の魅力などをたっぷりと披露した。
5月の全米公開を皮切りに、前作を遥かに凌ぐスマッシュヒットで全米初登場No.1を獲得、さらに全世界興行収入1億ドル突破という快挙を成し遂げた本作。浅野が演じるのは、圧倒的な威厳を放つ雷神ライデン役だ。浅野が客席を見渡すと、そこにはライデンのトレードマークである「天笠」を模した特製アイテムを手にした、観客たちの姿が!満面の笑顔を見せながら登場した浅野は、「やっと日本で公開する日が来たなと思って、本当にうれしいです。僕もワクワクしております」と挨拶し、会場をいっきに沸かせた。
ついに日本公開初日を迎えたいまの率直な気持ちを聞かれると、浅野は「先日、インドネシアのプレミアイベントに参加したんですが本当に大盛り上がりでした。アメリカをはじめ、世界中で大バズりしているんで、早く日本での公開を迎えたいなと思っていました。今日はめちゃくちゃうれしいです」と、興奮気味に語った。
今作では、若い戦士たちを導き育てる“人間界の守護者”として登場するライデン。再びこの象徴的な役を演じるにあたり、意識したことについて聞かれると、「意外と重要な役なんですよ、僕(笑)。前作も思ってましたが、今作でもけっこう重要な役だなと思って。ちゃんと人間界を導かなければいけない。僕はネイティブスピーカーでもないし、頑張って英語を勉強しているだけの人なんで、周りはみんなペラペラなのですが、僕が一番英語のセリフが多いんです、みんなを導く役なので(笑)」と、ユーモアを交えながら前置きしつつ、「ビデオゲーム感があるとおもしろいな、と思って、そこは意識しました」と語った。
さらに本作には、白井流の最強忍者、ハサシ・ハンゾウ/スコーピオン役として真田も出演。2人は大ヒットドラマ「SHOGUN 将軍」で世界を席巻し、ゴールデン・グローブ賞を総なめにする快挙を達成したことも記憶に新しい。まさに世界を舞台に戦う実力派2人が、再び同じ作品に名を連ねることとなった。
劇中での直接の共演シーンはなかったものの、浅野にとって、真田という存在は「本当に頭が上がらないんですよ(笑)」と明かし、「撮影が一緒になることはなかったのですが、現場で少しだけお会いできました。スコーピオンとライデンは、2人ともそれぞれ重要な役で、まったく違うところにいて共演シーンはないんですが、同じところにいる感覚が自分のなかにはあります」と、実感を込めて語った。
さらに、「真田さんのアクションは本当にすごくて、実は、『SHOGUN 将軍』の時に少し教わりました。僕が刀を使うシーンで、真田さんがちょっとした所作を教えてくださって、それを実践するだけで全然違うんです」と、同じ世界で戦い続ける真田の持つ絶対的なカリスマ性と、スクリーンから伝わる圧倒的なアクションの魅力を熱っぽく語った。
そして本作にはもう一人、世界で戦う有名な日本の映画人として、映画『国宝』(25)、『キル・ビル』(03)など洋画、邦画を問わず世界的な活躍を見せるプロダクション・デザイナーの種田陽平も参加している。イベントでは特別に、種田が手がけた「ライデンの寺」の圧倒的な美しさを誇る美術デザイン画がスクリーンに投影された。
浅野は「僕は、デザイン画は現場では見ていなくて。このライデンテンプルは生では見させてもらっていました。実際のセットに立つとすごく不思議で、自然とライデンとして存在することができたんです。モータルコンバットの世界のなかに、種田さんのセットがあって、真田さんがいてくださって僕がいて…不思議な感覚になりました」と、種田の美術のすばらしさを絶賛。
さらに、現在カナダのバンクーバーで別のプロジェクトに携わっている種田から、サプライズビデオメッセージが到着した。スクリーンに、公開への祝福とともに、「また近い将来一緒に仕事しましょう。その時はまたおもしろいセットを作って、待っているようにします」という浅野への温かいメッセージ映像が流れると、浅野は「僕も本当にまたご一緒したいと思っていますし、こうやって種田さんも世界を飛び回って活躍されていると思うと、元気もらえます」と喜びを語った。
そして、本編の話題になると、「とにかく、戦いのシーンに圧倒されました。各ファイターたちの戦いがありますが、台本上からはまったく想像できなくて。実際のシーンを見た時に、“ここまでのものになるのか!”とびっくりしました」と明かした。
さらに、「お気に入りキャラクターはクン・ラオ。演じているマックス・ファンは、元々ジャッキー・チェンともお仕事をしている人なので、カンフーが本当にうまい!なにかあったらマックスに聞けばよいと思うほどカッコいいですね」と、熱量たっぷりに語った。
ライデン以外でやってみたい役を問われると、「みんながすごすぎて、ほかの役は無理」と言って会場を笑わせると、「今後、ライデンとしてアクションするかどうかはわからないですが、ライデンは、なにかあったら雷出せますから。キックとかパンチとかされても、雷でどうにかしますよ」と笑顔で語り、またしても会場を笑わせた。
イベントの後半には、客席に配られた天笠を模した特製アイテムを使った、本作ならではのアンケート企画も実施。MCの呼びかけに合わせ、観客が「人間界」と「魔界」のどちらが勝利するかを予想して一斉にそれぞれの面を前に被ると、圧倒的に人間界が優勢という結果に。目の前に広がった壮観な光景を前に、浅野は「そりゃそうですよ!人間界が勝たないと!人間界を導くライデンとしては、仕事に関わってきますから(笑)」とご満悦な様子だった。
最後に、これからの上映を楽しみに待つファンに向けて、浅野が「本当におもしろい作品なので、楽しんでください。世界中にモータルコンバットのファンはいます。もしかしたらSNS上でいろいろな国の人と交流が生まれるかもしれません。それも1つの楽しみだと思っています」と、力強くアピール。終始、凱旋イベントにふさわしい大きな興奮と和やかな笑顔に包まれ、華々しい開戦式は幕を閉じた。
文/山崎伸子
