有村架純「まさかこのような場所で」羽田空港税関エリアのイベントに驚き!『マジカル・シークレット・ツアー』が映画史上初コラボを実現

有村架純「まさかこのような場所で」羽田空港税関エリアのイベントに驚き!『マジカル・シークレット・ツアー』が映画史上初コラボを実現

実際に起こった金密輸事件に着想を得た映画『マジカル・シークレット・ツアー』(6月19日公開)と、金の密輸対策を強化している税関とのコラボが実現。5月25日に「史上初!税関×映画 コラボ発表会 in HANEDA」が行われ、主演の有村架純天野千尋監督、石川陽一(東京税関羽田税関支署長)、税関イメージキャラクターのカスタム君が出席した。

『マジカル・シークレット・ツアー』「史上初!税関×映画 コラボ発表会 in HANEDA」が行われた
『マジカル・シークレット・ツアー』「史上初!税関×映画 コラボ発表会 in HANEDA」が行われた

本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが逮捕された実際の金密輸事件に着想を得て生まれた、オリジナルストーリー。平穏な日常を送る二児の母が、突然知らされた夫の借金と、解雇。返済のため行きついたのは、シンガポールでの闇バイト“金の密輸”だった。そこで偶然出会った、非正規雇用の研究員と、未婚で妊婦のキャバ嬢。密輸の成功に味をしめた3人が、秘密によって絆を深めていく姿を描く。有村、黒木華、南沙良が初共演を果たしたことでも話題だ。

税関エリアでイベントが実現!
税関エリアでイベントが実現!

劇中で税関検査時のやり取りが緊迫した重要シーンとして描かれていることから、この日の発表会は密輸阻止の最前線である羽田空港の税関エリアで行われた。映画と税関とのタイアップは、史上初の試みだという。

金の密輸に手を染める主人公・和歌子を演じた有村は、「普段、私たちも羽田空港を利用させていただくなかで、税関を使わせていただいている。まさかこのような場所で、自身が出演した映画のイベントをさせていただける日が来るとは」と笑顔で税関エリアを見渡し、「驚きと、協力してくださった税関の方々への感謝があります」とお礼。綿密なリサーチをもとに本作に取り組んだ天野監督も、「本当に協力的で、お話もたくさん聞かせていただいた」と感謝を込め、「取材でもこの場所を何度も訪れていた。映画が完成して、このイベントで会見を行えるのはすごく感慨深いです」と喜びをにじませていた。

金の密輸に手を染める主人公・和歌子を演じた有村架純
金の密輸に手を染める主人公・和歌子を演じた有村架純

平凡な主婦が密輸に手を染める本作では、密輸が決して特別な世界の出来事ではないことが示唆されている。そういった映画であると同時に、有村は「すごく観やすい作品になっている」と映画の感想を吐露。「3人の女性が人生の再起をかけて、金密輸という犯罪に染まってしまう。3人が一生懸命になればなるほど滑稽な部分があったり、なぜか笑えたりと、そういったエンタテインメントに作品に仕上がったんじゃないかと思います」と完成作に愛情を傾けた。

綿密なリサーチをもとに本作に取り組んだ天野千尋監督
綿密なリサーチをもとに本作に取り組んだ天野千尋監督

実際の事件に着想を得た本作だが、天野監督は「“金の密輸”というダークさと、“主婦のグループ”という平和そうな響きのギャップに興味を持った」とスタート地点を回想。「金の密輸について調べ始めると、いま密輸が急増していることや、組織化していること、手口が巧妙化していることなど、とても問題になっているんだなと実感して。テーマとして興味を持って(脚本を)書き始めました」と振り返った。

税関検査のシーンは「職員から見てもとてもリアル」と太鼓判
税関検査のシーンは「職員から見てもとてもリアル」と太鼓判

石川支署長が「税関検査のシーンは、職員から見てもとてもリアル。かつ臨場感あふれるシーンになっていた」と太鼓判を押すなか、取材では「あらゆることを伺った」という天野監督は「劇中に、和歌子たちが税関で手荷物を検査されたり、取り調べを受ける場面がある。具体的な手法も伺いましたし、実際に金を触らせていただいて重さを確認させていただいたり、それをお腹に巻き付けたらどんな感じになるのか体験させていただいたり。密輸がいまどのような状況なのか、どのような取り締まりをしているのかなど、時間をかけて詳しく教えていただきました」と現場で体感したことを、映画に反映させたという。有村も、実際の重さに近い金塊を手にして撮影に臨んだそうで、「重たかった」としみじみと話していた。

『マジカル・シークレット・ツアー』の撮影裏話を明かした
『マジカル・シークレット・ツアー』の撮影裏話を明かした

税関のシーンを思い返した有村は「税関のシーンは、いくつかある。和歌子たちの緊張感や、何度も密輸を重ねていくうちに、税関を慣れた顔で出ていくというグラデーションを税関のシーンが担っている」と主人公たちの感情やストーリー展開を進めるなかでも税関のシーンは「とてもキモになるシーン」だと語り、「セットで撮影をしたんですが、“ここのシーンはこれくらいの緊張感で”、“ここはこれくらいの慣れた感じで”と監督と話しながら撮影をさせていただいた」と明かす。スケジュールの都合で税関のシーンが減ってしまう可能性もあったそうだが、有村から「税関のシーンをカットしてしまうと、この物語において足りない部分が出てくると思った。“大変かもしれないけれど、撮らせていただけないか”と相談した」というくらい、重要な場面だと感じていたとのこと。有村は「ちゃんと撮ることができてよかったです」、天野監督も「一致団結して一生懸命撮りました」と手応えを口にしながら、2人で笑顔を交わしていた。


コラボポスターをアンベール!
コラボポスターをアンベール!

そして映画と税関のコラボポスターも完成し、有村の手によって除幕が行われた。有村&黒木&南演じる女性が笑顔で金塊にかじりついているビジュアルに、「人生を壊す、金の密輸」という言葉が寄せられたポスターとなり、有村は「おおー!」と興味深げにポスターを見つめた。

続けて有村は「このような大きな機関の皆さんと一緒にコラボレーションできる。初めてということで、ありがたいなと思います」と改めて感激を伝えつつ、「結構、パンチの効いたキャッチコピー。“人生を壊す”って書いてあります。インパクトがある。税関を通られる方に、これを目に焼き付けていただきたいなと思います」と楽しそうににっこり。コラボを通して「多くの方に興味を持っていただけたらうれしいです」と願い、「シュールなポスターにはなっていますが、和歌子たちがどうして笑顔なのか。この笑顔の裏になにがあるのか。その奥を見つめてくださるとうれしい」と呼びかけていた。

取材・文/成田おり枝

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