まさかの本物のミイラを持参!?呪物コレクター・田中俊行も恐怖する、『THE MUMMY / ザ・マミー 棺の中の少女』の忌々しさ
「清潔さを保つことが、呪いを寄せ付けないことにつながる」
今回、異端の儀式によって呪われたミイラとなるケイティの姿を見て、田中は自身の呪物への考え方も少し変化が生まれたという。「どこまでが人間の一部なのか、生きてはいてもまったく意識のない人はどうなのか。どこまでなら呪物になるかなど、映画を観終えてあらためて呪物というものについて考えさせられました」。
ケイティのような生きながら呪われた人間は“呪物”となるのかを聞くと、「呪物とは人の思いや願いを封じた物ですから、あくまで生きている人の場合は呪物とは言えないと思います」と答えたうえで続ける。「ただし落ちた指など人間の一部は呪物として存在します。たとえば修行を積まれた徳の高い僧侶とか、事件や事故で犠牲になった未練を残したままの人の一部は呪物になりやすいですね。そこに入った恨みや未練などネガティブな念を転用して、いい方向に願いを込める。逆に恨みを晴らすなど呪いの方にも使えます」。
また、ケイティのように“生きたままのミイラ”となることは、日本でもかつてあったと説明する。「生きながら自らミイラになっていく即身仏が近いですね。もちろん呪いではなく、これは信仰の対象で、呪(まじな)いや願いの方が近いですね。全国各地で見ることができますが、本当に綺麗に残ってますよ」。
最後に、もし自分の身に本作のような呪いが降りかかった時に、いったいどうすればいいのか?身を守る手段を尋ねてみた。「呪いから身を守る方法はいくつか存在すると思いますが、国や地域によってまちまちです。予防ということで共通しているのが、清潔さを保つことですね。よく清めるとか浄化するといいますが、薬草や香を炊くのもそのひとつです。この映画でも呪いが発生したところはかなり不潔に描かれていましたが、いる場所を綺麗にするということが呪いを寄せ付けないことにつながると思います」。
取材・文/神武団四郎
