『映画「教場 Requiem」』が堂々No. 1スタート!『超かぐや姫!』はわずか19館スタートで大旋風を巻き起こす

『映画「教場 Requiem」』が堂々No. 1スタート!『超かぐや姫!』はわずか19館スタートで大旋風を巻き起こす

2月20日から2月22日までの全国映画動員ランキングが発表。木村拓哉が主演を務める「教場」シリーズ初の劇場版作品となる『映画「教場 Requiem」』(公開中)が、堂々初登場No. 1を獲得。今週はこの『映画「教場 Requiem」』の成績を詳しくチェックしていくことにしよう。

前編のテレビ放送が効果てきめん?初動4日間で興収8億円超えの好発進

【写真を見る】前作とセットになった初見泣かせの続編でも、キムタクの力は絶大!?
【写真を見る】前作とセットになった初見泣かせの続編でも、キムタクの力は絶大!?[c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

全国376館で公開された『映画「教場 Requiem」』の初日から3日間の成績は、観客動員が43万人で、興行収入が6億1100万円。「天皇誕生日」の祝日だった2月23日を含む4日間の累計成績では動員58万7000人、興収8億2300万円を記録。同じように連休の週末に公開された木村主演作『マスカレード・ナイト』(21)の初動4日間の動員と比較すると87%。かなりイレギュラーなタイプの“続編”であることを考えると、悪くないスタートといえよう。

警察学校の短期課程を舞台に、冷酷な鬼教官の風間公親(木村拓哉)のもとでふるいにかけられていく者たちのドラマが展開する「教場」シリーズ。2020年1月に二夜連続で放送されたスペシャルドラマ「教場」から始まり、翌年1月にも二夜連続のスペシャルドラマとして「教場II」が放送。2023年4月期には前日譚を描く連続ドラマ「風間公親 教場0」が放送され、映画2部作の前編にあたる『映画「教場 Reunion」』は今年1月からNetflixで配信されている。

SPドラマ版「教場II」の2年後が、映画2部作で描かれる
SPドラマ版「教場II」の2年後が、映画2部作で描かれる[c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

“続編”であっても、ざっくりとした前情報だけを把握していれば過去作を観ずに臨める作品は多々ある。ただ『映画「教場 Requiem」』に関していえば、「教場」と「教場II」を観ていなくてもストーリーの理解に影響はないのだが、「教場0」はなるべく押さえておく必要があるし、なによりも『映画「教場 Reunion」』とは完全にセット作。そのため、前作を観ていなければ確実に置いていかれる作りをしているのが少々ネックな点だ。

ちなみにNetflixの国内利用者数は1000万人超。視聴ランキングで一か月近く上位を守っているとはいえ、具体的な数字は公表されていない。そのためか(それとも前々から予定されていたことなのか)、今作の公開6日前に前作の異例の地上波放送が行われ、その平均世帯視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ)。もしその放送がなかったとしたら、初動成績はもっと低かったかもしれない。

『映画「教場 Requiem」』では、木村演じる風間が因縁の相手とついに対峙!?
『映画「教場 Requiem」』では、木村演じる風間が因縁の相手とついに対峙!?[c]フジテレビジョン[c]長岡弘樹/小学館

もっとも、テレビドラマの劇場版は初動に偏ることなくじわじわとヒットしていく傾向にあるし、なんといっても木村拓哉の主演作。先述の『マスカレード・ナイト』の最終興収は38億1000万円で、近作でも『グランメゾン・パリ』(24)が同42億円、助演に徹した『TOKYOタクシー』(25)でも16億5000万円と安定感は抜群だ。テレビドラマと映画の関係、配信サービスと劇場公開の共存という今日的な課題、そして集客力のあるスター俳優。様々な面において『映画「教場 Requiem」』の成績の推移に注目しておく必要がありそうだ。


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