アン・ヒョソプ「誰よりも平凡に見えること」を意識!『全知的な読者の視点から』キャラクターコメンタリー映像
全世界累計で25億回以上読まれた世界的大ヒットコンテンツを映画化した『全知的な読者の視点から』が、3月20日(金)より公開される。このたびメイキングと本編映像が織り交ざった、主要キャラクターの魅力に迫る「キャラクターコメンタリー映像」が解禁された。
韓国のweb小説サイト「Mupia(ムンピア)」での連載がスタートすると、またたく間に大きな話題をさらい、「NAVER WEBTOON」にて漫画化もされ全世界へと広がっていった「全知的な読者の視点から」。2020年2月に完結したweb小説は、現在エピローグシリーズが配信されており、web漫画版は現在も連載中で、英語、日本語、フランス語を含む10言語で世界中に配信されている。日本でも「LINEマンガ」での連載をきっかけに、KADOKAWA刊で単行本(全5巻)も発売、アニメ化の発表もされるなど根強い人気を誇り、いまもなお多くのファンを魅了し続けている。
そんなモンスターコンテンツ「全知的な読者の視点から」が待望の実写映画化。2025年7月に韓国で公開し、初週ランキング1位を獲得した。台湾では歴代韓国映画1位を記録し、シンガポール、ベトナムをはじめとしたアジアの国々でも軒並み大ヒットを記録している超話題作だ。小説の世界と現実の世界がリンクする異世界を舞台に、唯一の小説の読者である主人公の青年ドクシャが、生き残りをかけたデスゲームに挑む。ゲームのような世界観、圧巻のディストピア表現、崩壊した世界を生きるキャラクターの葛藤を通して描かれる壮大な物語だ。
解禁されたキャラクターコメンタリー映像は、崩壊した世界で、生き残りを懸けて戦うキャラクターたちの姿とともに、彼らを演じた俳優陣が、それぞれの人物像や武器、アクション、そして成長の軸について語り、本作が描く壮大な物語への期待を一層高める内容となっている。
10年以上続いた小説の結末を知る唯一の読者、キム・ドクシャ役のアン・ヒョソプは役作りにおいて、誰よりも“平凡に見えること”を大切にしたと明かす。日常のなかにいる青年が極限状況で成長していくドラマでもある本作。ファンタジー要素の強い本作のリアリティの核が、キャラクターの実在感にあると語り、監督キム・ビョンウは、「特殊性と平凡性、その両面を同時に表現できる俳優」としてヒョソプを高く評価した。
ドクシャが読んでいた小説「滅亡した世界で生き残る三つの方法」に登場する、“回帰スキル”を持つ圧倒的存在、ユ・ジュンヒョク役のイ・ミンホは、戦い続ける人物だからこそ「動き1つ、視線、表情まで悩み抜いた」と、徹底したこだわりを告白。映像内でも、ジュンヒョクが放つ言葉の重みと存在感が、物語の緊張感を一気に引き上げていく。
ドクシャの同僚、ユ・サンア役のチェ・スビンは、サンアを「最も現実的なキャラクター」だと語り、困難な旅路をともにするなかで得る“絹糸”の能力にも触れながら、戦いのなかで生まれる関係性のおもしろさを示す。元軍人のイ・ヒョンソン役のシン・スンホは、自身のキャラクターを強力な力で仲間を支える“タンカー”のような存在だと表現。仲間たちを守るためにアドレナリンが噴き出す瞬間があったことを熱く語った。
さらに、正義のためなら恐れず飛び込むチョン・ヒウォンを演じたAFTERSCHOOLのナナは、主な武器である短刀を軸にした“素早く華やかなアクション”の魅力を語り、ワイヤーアクションをはじめとした撮影の手応えをコメント。ジュンヒョクを“師匠”と呼び慕う高校生、イ・ジヘ役のBLACKPINKのジスは、冷徹でありながらも、師匠のもとで成長していく人物像を丁寧に作り上げたと語る。監督と話し合いながら、どんな状況でも乗り越えていける強さを持っている人物だということを表現したかったと明かした。地下鉄でドクシャが最初に出会う少年、イ・ギリョン役のクォン・ウンソンは、昆虫と会話ができるスキルを持つキャラクターとして、物語の攻略における重要性に触れ、チームのなかでの役割が観客の心を掴むポイントになることを示している。
キム・ビョンウ監督は、本作の軸を「日常を生きる“普通の人たち”が偶然出会い、問題を解決していくこと」だと語り、キャラクターたちの成長と共闘が物語を推進していくと強調する。さらに「日頃のストレスを吹き飛ばせる、スカッとする作品」だと太鼓判を押し、ディストピアの圧倒的スケールとゲームのような世界観のなかで、観客が熱狂できるエンターテインメント作品に仕上がったと自信を覗かせた。
「俺だけが知っている小説の世界が現実になった」という斬新な設定と目の離せないストーリーに心奪われる、映画『全知的な読者の視点から』。今後の続報にも、ぜひ注目していただきたい。
文/山崎伸子

