湊かなえ原作&瀬々敬久監督作『未来』西野七瀬が声の出演!衝撃の本予告&本ポスターも公開に
自身初の映画化作品『告白』(10)が大ヒットを記録した作家、湊かなえ。デビュー10周年に発表し、彼女の集大成と評された渾身の傑作ミステリーを瀬々敬久が映画化する『未来』が5月8日(金)より公開される。このたび、本予告と本ポスタービジュアルが解禁され、声の出演で西野七瀬が参加していることが明らかとなった。
主演の黒島結菜をはじめ、新星、山崎七海のほか、坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、さらに、松坂桃李、北川景子ら実力派俳優が集結し、人間という存在の明と暗を鋭く表現する。声にならない痛みを抱えて生きる人々の“見えない声”に寄り添い、社会の陰に潜む痛みとかすかな光を鮮やかに描きだす。
映画化発表時から注目を集め続けている本作より、本予告映像と本ポスタービジュアルが解禁に。本予告は、主人公の真唯子(黒島)の教え子である章子(山崎)が放つ、「この世界は、狂ってます―」という衝撃的な一言で幕を開ける。映像では父(松坂)の死、世の中に対して心を閉ざした母(北川)との生活、そして母の新しい恋人からの理不尽な暴力にさらされる章子の姿が、痛々しくもリアルに描かれる。
さらに映像には、“未来のわたし”から届いた手紙に記された「光ある未来が待っています」という言葉を支えに生きようとする章子を、あざ笑うかのように追い詰めていく現実が映しだされる。やがて、父が隠していたある“秘密”の存在が示唆され、さらなる悲劇に直面した章子が、ついに禁断の計画へと踏みだしていく様子が描かれる。教え子を救おうと駆けつける真唯子に対し、「なんでいまなのよ!」と怒りをぶつける章子の叫びも、切実な感情と共に響き渡る。
そして、章子を「あなたを守りたかった」と強く抱きしめる母の姿、真唯子が章子を抱き寄せる姿が重なり合い、痛烈な愛が観る者の胸に迫る。果たして、誰が章子を守るのか?痛みと願いが交錯するその先で、章子が見つけだす“答え”を、強い余韻と共に観る者に問いかける。
さらに、物語の核心“未来のわたし”の声、透明感のある声と繊細な表現力で作品世界に静かな光を差し込む西野が担当。『少年と犬』(25)に続いて瀬々監督作品への参加となった西野は、悲しみの底にいる章子を励まし、絶望の淵に立つ彼女の心を支える存在として、“未来のわたし”を演じている。予告ラストの「この手紙が、あなたの人生のささやかなエールとなりますように」という祈りにも似た言葉は、澄んだ響きとともに、物語に差し込む微かな“救い”を予感させる。
姿を見せないながらも、確かな存在感を放つ“未来のわたし”を演じた西野は「"20年前のわたし"に語りかける」という役柄は、監督といろいろな表現を試しながら作り上げることができました」と振り返り、「どうしようもできない環境にいながらも、それぞれが勇気を出して現状を変えようと動く姿に心を打たれました」と、作品への想いを語った。
あわせて解禁された本ポスターには、まっすぐに正面を見据える強い眼差しの真唯子と伏し目の章子、そして「誰が、少女を守るのか――。」というコピーが添えられ、痛烈な問いを突き付ける。さらに、2人の周囲には、それぞれの想いを秘めた5人の姿が並び、“守ろうとする者たち”の想いが静かに浮かび上がる。
「未来」に裏切られ続けた彼らに、思わぬ形でそっと差しだされる愛を見届けた時、その揺るぎない想いが胸に迫る。絶望の果てに差しだされた愛に涙する、 “罪と希望”が交錯するミステリー『未来』。今後の続報にも期待しよう。
文/サンクレイオ翼
※山崎七海の「崎」は「たつさき」が正式表記
