『ランニング・マン』も楽しみないまこそ愛でたい!サブゼロ、バズソー…名前だけかっこいい『バトルランナー』のポンコツハンターたち
スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で発表した小説「バトルランナー」を、エドガー・ライト監督がグレン・パウエル主演で映画化した『ランニング・マン』が1月30日(金)より公開される。
逃げ切れば大金、捕まれば即死という命懸けのリアリティショーに参加することになった男の奮闘を描く本作は、1987年にアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『バトルランナー』として映画化済み。そんな『バトルランナー』といえば個性豊かなポンコツハンターこそ最大(?)の魅力!ということで、ここで愛しのヴィランたちを振り返っていきたい。
ディストピア化したアメリカでは残酷なテレビショー「ランニング・マン」が人気に
世界経済の破綻によって貧富の格差が広がり、テレビも管理される独裁政権のディストピアとなった2017年アメリカ。凶悪犯を狩りの獲物“ランナー”として放ち、“ストーカー”(=ハンター)がそれを処刑する様子を楽しむ残酷なテレビショー「ランニング・マン」が人気を博していた。
警官のベン・リチャーズ(シュワルツェネッガー)は、パトロールの最中に「暴動者を排除せよ」という命令を無視したため、無実の罪を着せられ強制労働所に収容されてしまうが、労働所でレジスタンスたちと結託し、脱獄。しかし再び警察によって捕らえられると、その身体能力に目をつけたテレビプロデューサー、デーモン・キリアン(リチャード・ドーソン)の企みによって「ランニング・マン」に出演させられることに…。
氷上で敵を切り刻むアイスホッケースタイルの“サブゼロ”
様々なステージが待ち受ける「ランニング・マン」に挑むことになったベンとその仲間たちがまず立ち向かう第1のストーカーが、プロフェッサー・トオル・タナカが演じた“サブゼロ”。氷点下を意味する名前が示すとおり、氷上をフィールドに戦うアイスホッケー姿の悪党だ。
開戦を告げる銅鑼をも真っ二つにしてしまう刃付きホッケースティックを武器に、これまで30人以上を氷上で切り刻み“刺身”にしてきたと紹介されるサブゼロ。パックを打ってぶつけたり、巨体でタックルしたりとアイスホッケースタイルで立ちはだかる。
レジスタンスのハッカーであるハロルド(マーヴィン・J・マッキンタイア)をドリブルしゴールに叩き込んで遊ぶ余裕を見せていたが、自慢の刃をことごとくかわされると、最後はベンによって有刺鉄線で首を絞められジ・エンド。トップバッターにふさわしい最高のかませ犬っぷりを見せてくれた。
チェーンソーで戦ってればよかったのに…“バズソー”
確実にベンを仕留めたい番組側によって2人同時に放たれた続いてのエリア。そのうちの1人、第2のストーカーが“バズソー”(ガス・レスウィッシュ)だ。
バズソーは電動丸鋸という意味のとおり、特殊加工したチェーンソーで骨や肉だけでなく鋼鉄すら切断する某ホラーアイコンを彷彿とさせる男。バイクに跨りチェーンソーを振り回しながら襲いかかり、ベンと共にゲームに送り込まれたウィリアム(ヤフェット・コットー)を斬りつける活躍を見せたバズソーは、エンタテイナーとして色気づいたのか、もう一つの武器であるワイヤー投げ縄まで駆使する大サービスを見せてくれる。
ベンをバイクで引きずり回すバズソーだったが、機転を効かせたベンがワイヤーを鉄骨に絡ませたことで、バイクから投げだされて、その後は腕力勝負に。巨体を誇るバズソーだが、ベンには敵うわけもなく、最後は自身のチェーンソーによって股の間からざっくりと裂かれることになった。
クリスマス電飾変態美声ぽっちゃり男“ダイナモ”
そして同時に放たれたもう1人が、ぽっちゃりボディに豆電球が発光するヘンテココスチュームを纏った“クリスマスツリー野郎”こと“ダイナモ”(アーランド・ヴァン・リドス)だ。
発電機の意味を持つダイナモは電気を操ることができ、電撃が最大の武器。ゲームに巻き込まれた女性アンバー(マリア・コンチータ・アロンゾ)を真っ先にねらい、改造車バギーに乗りながら、謎にオペラを歌い美声を響かせながら電撃を浴びせてくる“卑怯者+変態”という屈指のヘンテコストーカーだったが、車が横転してしまうと命乞いする始末。
無抵抗な者は殺さない(でも抵抗してくる者は必要以上に残酷に殺す)主義のベンから見逃されるが、終盤に再び登場すると、激キモな死に様でクライマックスを盛り上げてくれた。
