ニュージーランドの絶景に福士蒼汰&福原遥も感動!『楓』舞台裏を収めたメイキング映像

ニュージーランドの絶景に福士蒼汰&福原遥も感動!『楓』舞台裏を収めたメイキング映像

スピッツの名曲「」を原案に、福士蒼汰と福原遥がダブル主演を務める行定勲監督作『楓』が12月19日(金)に全国公開となる。このたび、本作より撮影舞台裏を収めたメイキング映像が解禁となった。

【写真を見る】主演2人の貴重なクランクアップの瞬間まで収めたメイキング映像が到着
【写真を見る】主演2人の貴重なクランクアップの瞬間まで収めたメイキング映像が到着[c]2025 映画『楓』製作委員会

本作は、スピッツが1998年にリリースした8枚目のアルバム「フェイクファー」に収録され、同年にシングルカットもされた同名楽曲を原案にしたラブストーリー。双子の弟、恵を失った涼(福士)が、残された恵の恋人、亜子(福原)の前で弟のフリをしてしまうところからはじまるせつなすぎる物語が描かれる。監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)、『ナラタージュ』(17)などで知られる行定。楽曲をもとにオリジナル脚本を書き上げたのは『ソラニン』(10)、「東京リベンジャーズ」シリーズの高橋泉。キャストには主演の福士と福原のほか、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗らが顔をそろえている。音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、優れた楽曲をCM、映画、ドラマなど多方面に提供するYaffleが担当した。

今回、主演2人のメイキング映像が解禁。本作では、物語の核心に関わる重要なシーンや、作品のスケール感を表現する舞台として、ニュージーランド南島の雄大な自然の中で撮影が行われた。最高ランクの星空保護区「ゴールドティア」に認定されたテカポ湖をはじめ、光害の少ない澄んだ空気と広大な大地が広がるこの地は、物語の鍵となる“彗星”や“天体”というテーマと深く響き合い、涼(福士)と亜子(福原)の繊細な感情を映しだす舞台として欠かせない存在となっている。ニュージーランドは、人口の6倍の羊が暮らす穏やかな牧草地帯と、息を飲む星空、湖畔の絶景が共存する国。南島カンタベリー地方南部の小さな町、フェアリーを拠点にはじまった撮影では、やがてその雄大な自然そのものが俳優たちの芝居を後押しし、作品の持つ“喪失と再生”というテーマをより深く立ち上げていった。

映像では、そんなニュージーランドでの撮影の裏側が、温かな空気とともに収められている。冒頭では、福士と福原が「Kia ora!(こんにちは)」と笑顔で挨拶を交わす姿や、語学堪能な福士が流暢な英語で現地スタッフに挨拶し、それに続いて福原も英語で自己紹介をするなど、現場には和やかな雰囲気が漂う。さらに、劇中にも登場する大群の羊に2人が「Kia ora」と声をかけたり、“Kiwi!”の掛け声で写真を撮りあう姿など、素の表情が随所に映し出される。車の前を羊の群れが横断するシーンや、涼と亜子がテカポ湖を前に向かいあうシーンの撮影風景も収められ、現場の臨場感が伝わる映像となっている。

そんな和やかな撮影現場の一方で、福士は「ニュージーランドに到着したその日に、晴天だからと急遽撮影が決まったんです。ノーメイクのまま現場へ向かい、見つめ合うシーンを撮影しました」と裏話を明かす。思わぬ展開に翻弄されたものの、「そのカットのおかげで驚くほど美しい景色が撮れました」と語り、作品を象徴する印象的な一場面になったことを振り返った。ニュージーランドで行われた撮影について、福士は「テカポ湖は本当に美しかったです。星の観測スポットから見た景色が特に印象的で、そこに亜子を演じる福原さんの姿が映った瞬間、思わず“美しい”と感じました。忘れられないシーンです」とコメント。福原も「額縁に入れて飾りたくなるほど感動した景色。あの場に立ったからこそ自然に亜子としての感情が湧いてきました」と、ニュージーランドの自然が作品に与えた影響の大きさを明かしている。


雄大な自然を舞台に、互いを想いながらも秘密を抱える2人が紡ぐせつなく優しい物語。ニュージーランドの絶景と共に描かれる本作の世界観を、ぜひスクリーンで体感してほしい。

文/鈴木レイヤ

※高橋泉の「高」は「はしご高」が正式表記

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