三吉彩花、DIZ、森井勇佑らからコメントが到着『12月の君へ』幻想的なアザービジュアル3種も公開

三吉彩花、DIZ、森井勇佑らからコメントが到着『12月の君へ』幻想的なアザービジュアル3種も公開

<コメント>

●イシヅカユウ(モデル、俳優)

「この世界は全部誰かが書いている物語で、それは全部、私が自分で書いていて、私はあなたのことを抱きしめているつもりで、ずっと私自身のことを抱きしめていただけなのかもしれない。だけどあなたがここにいてもいなくても、この気持ちが届いていますように」

●エルビアンTV(同性カップルYouTuber)

「今回私は、長年の同性のパートナーと共にこの映画を拝見しました。この映画は、現実と幻想の境界が曖昧で、まるで夢を見ているような不思議な余韻が残る作品でした。恋なのか友情なのか、名前のつけられない感情の揺れを繊細に描いていて、観る人それぞれの記憶や心に重なる部分があると思います。私自身、現在は同性同士で長くお付き合いをしていますが、学生時代には、想いが通じない同性に対して、『尊敬なのか、友情なのか恋なのか分からない』そんな複雑な感情を抱いた経験があります。強い想いがありながらも、心が波打つような複雑な感情を感じていました。
ハン・ソヒさん演じるソルの人間味あふれる繊細な表情が印象的で、言葉にならない想いが静かに伝わってきました。演じることを通して惹かれ合い、そしてすれ違っていく2人の姿がせつなくも美しく、見終わったあともその感情の余韻が心に残る作品でした。この映画が、誰かの中にある"名前をつけられない想い”をそっと肯定してくれるような存在になればと思います」

●辻愛沙子(株式会社arca CEO/Creative Director)

「ハン・ソヒの印象も相まって、息を呑むほど美しい肖像画のような映画だった。ただ同時に、"美しい女性同士の愛"と短絡的に消費されてしまうような、よくあるクィアロマンス表現への抵抗と意志を感じる作品でもあった。ブッチと呼ばれるようなハンサムなスタイルの女性像も、その意思の一つなのだろう。アジアのクィアロマンス映画が多様な形で盛り上がっていくことがとてもうれしい」

●DIZ(映画アクティビスト)

「詩のように美しく、雪解けのように心に沁みるクィアロマンス。言葉より先に表情が語る、友情と恋の狭間で揺れる繊細な感情。すべての瞬間が恍惚とするほど夢幻で、せつなく胸に突き刺さる。──冬になるたび、この映画を思いだすだろう」

●三吉彩花(俳優・モデル)

「ソルを見ていると自分が見透かされているような気持ちになる。自身を生かすのも殺すのも自身なんだと。心が朽ちていかないようにするので精一杯だった。そして私はハンソヒさんの瞬きと息遣いがとても好きである」

●森井勇佑(映画監督)

「素朴でせつなくて、とても好きな映画でした。この映画のハン・ソヒさんの美しさを思いだすたびに、冬のキンとした冷たい空気が一緒についてきます。こんなセンチメンタルな気持ちになったのは久しぶりです。ぼくは『12月の君へ』推しです」


文/サンクレイオ翼

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