『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」』が前作対比300%超えの好スタート!“ジャンプアニメ”原作映画が17週連続V

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『プレデター:バッドランド』『羅小黒戦記2 』も初登場!

さて、前週初登場で2位にランクインした『爆弾』(公開中)は今週も同じ順位を守ることに成功。週末3日間の成績は動員19万9900人、興収2億9400万円と、前週比73%の動員成績をキープしており、11月10日までの累計成績では動員75万人、興収10億4900万円を突破している。

新作タイトルがひしめくなか、『爆弾』は2位をキープ!
新作タイトルがひしめくなか、『爆弾』は2位をキープ![c]呉勝浩/講談社 [c]2025映画『爆弾』製作委員会

3位には、1980年代から様々なかたちで展開してきた「プレデター」シリーズの最新作で、エル・ファニングが主演を務めた『プレデター:バッドランド』(公開中)が初登場。圧倒的に邦画優勢ムードが続いているなか、洋画作品がトップ3入りを果たしたのは、8月第4週の『ジュラシック・ワールド 復活の大地』(25)以来、実に11週ぶりのこととなる。

北米ではシリーズ最高のオープニング興収を記録し、週末興収ランキングNo.1デビューを飾った同作。日本では初日から3日間(先行上映を含む)で動員16万4790人、興収2億6414万円を記録。直近の「プレデター」シリーズの劇場公開作である『ザ・プレデター』(18)は土日2日間で動員11万人&興収1億6100万円のスタートだったので、それとほぼ同等か、上回っているものと推定できる。ここのところトップ10圏内にランクインした洋画の多くが2週目には圏外に沈むことが続いているが、どこまで健闘できるだろうか。

『プレデター:バッドランド』が北米でも日本でもシリーズ最高のオープニングに
『プレデター:バッドランド』が北米でも日本でもシリーズ最高のオープニングに[c]2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.

公開8週目にして4位となった『チェンソーマン レゼ篇』は、週末3日間で動員13万8500人、興収2億1800万円とまだまだ好調。累計成績では動員543万人、興収83億2000万円を突破しており、日本歴代興収ランキングでは81位まで浮上している。また『もののけ姫 4Kデジタルリマスター』(公開中)は、この週末から通常版とDOLBY CINEMAでの上映が始まった効果で、前週の8位から5位までランクアップを果たした。

新作ではほかに、2020年にスマッシュヒットを記録した中国のファンタジーアニメ『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』(19)の続編となる『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』(公開中)が10位にランクインしている。

『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』は10位に初登場!
『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』は10位に初登場![c]2025 Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

以下は、1~10位までのランキング(11月7日〜11月9日)
1位『劇場版 呪術廻戦 「渋谷事変 特別編集版」×「死滅回游 先行上映」
2位『爆弾』
3位『プレデター:バッドランド』
4位『チェンソーマン レゼ篇』
5位『もののけ姫 4Kデジタルリマスター』
6位『秒速5センチメートル』
7位『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』
8位『てっぺんの向こうにあなたがいる』
9位『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
10位『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』

今週末は、芳根京子と高橋海人の共演で君嶋彼方の同名小説を映画化した『君の顔では泣けない』(11月14日公開)、堺雅人が主演を務めるラブストーリー『平場の月』(11月14日公開)、藤井道人監督の最新作で舘ひろしと眞栄田郷敦が共演する『港のひかり』(11月14日公開)、伝説的シンガーソングライターの若き日の物語を描いた『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』(11月14日公開)などが控えている。


文/久保田 和馬

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