「グレムリン」シリーズ第3弾が製作決定!2021年にはギズモとビリーが共演した“ファン待望の続編”も!?

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「グレムリン」シリーズ第3弾が製作決定!2021年にはギズモとビリーが共演した“ファン待望の続編”も!?

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、誕生から40年以上経った現在も世代を超えて愛されつづけている「グレムリン」シリーズ。長らく待ち望まれていたシリーズ第3作『Gremlins3(原題)』の製作がこのたび正式に決定し、2027年11月19日(金)に北米公開されることが発表された。

ギズモの愛らしさで大ブームが到来、1990年には続編も製作された
ギズモの愛らしさで大ブームが到来、1990年には続編も製作された[c]Everett Collection/AFLO

クリスマスに不思議な生き物モグワイをプレゼントされたビリー(ザック・ギャリガン)が、「水に濡らさない」「光を当てない」「真夜中を過ぎたら食べ物を与えない」というモグワイを飼うために守らなければならない3つの約束を破ってしまい、大騒動へと発展する姿が描かれた「グレムリン」シリーズ。

後に「ホーム・アローン」や「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けるクリス・コロンバスが脚本を務めた第1作『グレムリン』(84)は、1100万ドルの制作費に対して全世界興収1億6000万ドルを超える大ヒットを記録。劇中に登場するモグワイのギズモの愛らしさと共に世界中で大ブームを巻き起こし、続編の『グレムリン2 新種誕生』(90)も製作された。

30年以上も続編が模索され、近年は前日譚アニメも
30年以上も続編が模索され、近年は前日譚アニメも[c]Everett Collection/AFLO

多くのファンからさらなる続編の製作が期待されたが、第2作が興行的に伸び悩んだことなどから実現には至らず。2013年にリブート版の企画が持ち上がるも頓挫し、2017年ごろからはコロンバスが続編の脚本開発や権利関係の処理に取り組んでいることがたびたび伝えられてきた。そうしたなか、2021年には清涼飲料水「マウンテン・デュー」のCMでギズモとギャリガン演じるビリーの30年越しの再共演が実現。“ファン待望の続編”として大反響を巻き起こした。

また2023年には、1920年代の上海を舞台に、映画第1作に登場した骨董品店の店主ミスター・ウィング(ケイ・ルーク)の少年時代を通してモグワイの秘密を明らかにする前日譚アニメシリーズ「グレムリン:ギズモたちの秘密」が製作。シーズン2まで展開し、アニー賞にもノミネートされるなど好評を獲得。シリーズの根強い人気の高さを証明することに。

【写真を見る】ビリー役ザック・ギャリガンはいまも現役、ケイト役フィービー・ケイツの現在は?
【写真を見る】ビリー役ザック・ギャリガンはいまも現役、ケイト役フィービー・ケイツの現在は?[c]Everett Collection/AFLO

そして今回、ついに実現することが決まった『Gremlins3』では、コロンバスが監督とプロデューサーを兼任し、スピルバーグが製作総指揮を続投。現時点ではストーリーやキャストについては未定となっている。ギャリガンは現役で活躍しておりアニメ版では脇役として声の出演を果たしていたが、ケイト役のフィービー・ケイツは1990年代に結婚と出産を機に第一線を退いて以降、表舞台に登場していない。はたして彼らオリジナルキャストの再集結はあるのか。続報を楽しみに待とう!


文/久保田 和馬

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