ティモシー・シャラメ主演!A24最新作『マーティ・シュプリーム』公開決定、世界を夢見る天才卓球選手に
アカデミー賞主演男優賞に2度ノミネートされているティモシー・シャラメが主演を務める『マーティ・シュプリーム』の公開が2026年3月に決定。あわせて、本作の場面写真が解禁となった。
『アンカット・ダイヤモンド』(19)で批評家から絶大な評価を受け、クリティクス・チョイス・アワードで監督賞にノミネートされたジョシュ・サフディが監督を務める本作。これまで弟のベニー・サフディとともにサフディ兄弟として監督してきたが、『The Pleasure of being Robbed』(08)以来の単独監督作となる。物語は1950年代のニューヨークを舞台に、実在の卓球選手マーティ・リーズマンの人生に着想を得た内容。卓球人気の低いアメリカで世界を夢見る天才卓球プレイヤー、マーティ・マウザーは、親戚の靴屋で働きながら世界選手権に参加するための資金を稼ぐ。ロンドンで行われた世界選手権で日本の選手に敗れたマーティは、次回日本で行われる世界選手権へ参加し、彼を破って世界一になるために、ありとあらゆる方法で資金を稼ごうとする。
主役マーティを演じるシャラメは、『君の名前で僕を呼んで』(17)、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』(24)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、人気、実力共にナンバーワンといっても過言ではない俳優。先日行われたNY映画祭でサプライズプレミア上映が行われ、「ティモシーのキャリアで最高の演技!」と絶賛の声がSNSで飛び交っている。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)以来、映画出演は『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(22)で声の出演となっていたグウィネス・パルトロウが共演し、実に6年ぶりのスクリーン復帰をはたす。引退したアメリカの有名女優ケイを演じる。また、マーティの友人役としてグラミー賞受賞アーティスト、タイラー・ザ・クリエイターが初の演技に挑戦するほか、マーティの恋人役にオデッサ・アザイオン、ケイの夫でインク会社の社長ミルトンをケビン・オレアリーが演じる。資金稼ぎのため、口八丁手八丁で周りの人をやりこめていく、”最低“な男を演じながらも、最高にチャーミングなティモシーの演技に観客も魅了されるはずだ。
日本でも撮影がおこなわれた本作、マーティの最高のライバルとなる日本人選手エンドウ役には、東京2025デフリンピック卓球日本代表、川口功人(トヨタ自動車)が出演。クライマックスで見せる手に汗握る卓球シーンは本作の一つの見せ場でもある。
本年度の賞レースに確実に食い込んでくる本作。日本での公開を楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ
