ジャガモンド斉藤「マブリーはようやく悪魔と戦う時が来た!」マ・ドンソク最新作『悪魔祓い株式会社』トークショーで推しポイントを解説

ジャガモンド斉藤「マブリーはようやく悪魔と戦う時が来た!」マ・ドンソク最新作『悪魔祓い株式会社』トークショーで推しポイントを解説

開催中の第38回東京国際映画祭(TIFF)で11月3日、ガラ・セレクション部門作品として上映されている映画『悪魔祓い株式会社』(12月12日公開)のトークショーが行われ、ゲストに映画紹介人としても活躍するお笑い芸人のジャガモンド斉藤が登壇した。

【写真を見る】お笑い芸人のジャガモンド斉藤が映画『悪魔祓い株式会社』(12月12日公開)の見どころをたっぷりトーク!
【写真を見る】お笑い芸人のジャガモンド斉藤が映画『悪魔祓い株式会社』(12月12日公開)の見どころをたっぷりトーク!

本作はマ・ドンソクが企画、原案、主演の三役を務めるホラーアクションエンタテインメント。物語の舞台は、悪魔を崇拝するカルト集団の台頭により混乱に陥った韓国。マ・ドンソクが強靭な肉体と力を持ち、悪魔祓いを生業とする会社の社長のバウを演じ、社員の一人で魅惑的なエクソシストのシャロンには少女時代のソヒョン、2人をサポートしながら情報収集に勤しむもう一人の社員キムにはイ・デヴィッドが扮している。

「アクションスターはどこかで人外と戦わなきゃいけない。シュワちゃんはプレデター、ドウェイン(・ジョンソン)は大きな猿、そしてマブリーはようやく悪魔と戦う時が来ました」と、マ・ドンソクが本作で悪魔と戦うことになったのは必然だと笑顔で語った斉藤。「株式会社と言っているけれど、どう見ても有限会社の雰囲気がある」などと感想を伝えた斉藤は「オープニング映像が独特」と見どころを挙げ、その理由について「教習所みたいな丁寧さです」とオープニング映像で物語の世界観をしっかり把握できる、観客に親切な作りになっていると推していた。

マブリーの魅力を熱弁
マブリーの魅力を熱弁

気になった点としては「マブリーは最近、かわいさを自覚し出してきている」と指摘。どの角度がかわいく見えるのかもわかっていると思うと話した斉藤は、作中でドンソクが椅子に座るシーンに触れ「クルッと回る椅子。正面で止まるかと思ったら、止まれない、みたいな。あざとさまで出てきている(笑)。さすがマブリー!」と絶賛していた。
「悪魔祓いとアクションは新しさもあるけれど、『死霊館』シリーズを観ていると親和性が高いのがわかる」と語った斉藤は、「いままでなんでなかったんだろうって思う」と笑顔。さらに「観る前は、アクションしなかったらどうしようと思ったけれど、マブリー流のアクションをやっている。マブリーはCG過多になると映えなくなるアクションだけど、今回はちょっとエフェクト入れますみたいな感じがいい」とアクションシーンの描き方にも触れ、ベタ褒めしていた。

ポスタービジュアルについても言及
ポスタービジュアルについても言及

また「冒頭から記録映像を観せていくところが、このジャンルの映画では新しい。最近のやり方だと『serch/サーチ』を彷彿とさせる。カメラをずっと持っているのは白石晃士映画見たいな感じ」と新たな注目ポイントを挙げた斉藤はポスタービジュアルを見ながら「顔は違うけれども、白石監督に見えちゃう(笑)。『コワすぎ!』シリーズやりたいのかなって。手持ちの荒々しい監視カメラみたいな映像と劇映画が共存できることを示しているのかな、と勘繰ってしまうバランスもすばらしいです」と持論を展開した。


この2つのポスターに囲まれてうれしい!とも語っていた
この2つのポスターに囲まれてうれしい!とも語っていた

終わり方にも今後への期待が高まったという斉藤は「次はなにと戦うのか。よくわからないままになっているから、続きも観たいし、前日譚みたいなものも観たい。マブリーが負けている姿はなかなか見れない。床にガーンとなってやられちゃうマブリーとかも観たい気がしている」とどんどん新作のアイデアが出てくる模様。「潰しちゃいそうになるから、アヒルが苦手と言っている。次はアヒルがテーマでも…」などと提案する斉藤に会場は大爆笑。すると斉藤は「MCUは僕の中では『マ・ドンソク・ユニバース』だと思っています。今回のポスターも『犯罪都市』と一緒。『悪人伝』同じ。引くか寄るかの違い」と吹き出しながら「アヒルバースもあるかもしれない。本物のMCUにも合流して欲しいし、いろいろなところと合流して広げてほしいです!」と期待を込めていた。第38回東京国際映画祭は11月5日(水)まで開催される。

取材・文/タナカシノブ

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