「怖すぎて心臓イタイ」「寝られなくなりそう」…『死霊館 最後の儀式』はシリーズ未見でも大丈夫!?予備知識ゼロの観客からのリアルな感想

「怖すぎて心臓イタイ」「寝られなくなりそう」…『死霊館 最後の儀式』はシリーズ未見でも大丈夫!?予備知識ゼロの観客からのリアルな感想

恋人トニーに観客がほっこり!?思わず感動してしまうドラマパート

恐怖描写もさることながら、ウォーレン夫妻の伝記映画としての側面もある「死霊館」シリーズは、そのドラマ性の高さも魅力のひとつ。ウォーレン夫妻の夫婦愛の物語や、心霊現象に襲われる家族たちの絆。日本人にはあまり馴染み深いものではないキリスト教的な価値観も、普遍的なドラマに落とし込まれることで、より身近なものに感じることだろう。

“実話”がもとになっている「死霊館」シリーズ
“実話”がもとになっている「死霊館」シリーズ[c]2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

特に本作では、一人娘であるジュディの誕生から結婚というビッグイベントまで、その成長の物語が重要なカギとなっており、これまで以上に“家族愛”がフィーチャーされた作りになっている。「ただ怖いだけでなく、家族愛が多いのがとてもステキ」(30代・女性)という感想をはじめ、ホラーとヒューマンドラマの両立に心打たれた観客からのあたたかい言葉が目立つ結果に。

「家族愛がホラーと共存していて良かった」(20代・男性)
「怖いなかでも家族の力など意味する場面があり、ホラーでもストーリーに意味があるなだなと思いました」(20代・男性)
「ホラーであるものの、人物の描き方が良く、共感できた」(40代・男性)
「主人公夫妻がどちらもステキ。とくに奥様」(40代・女性)

ジュディのためなら、悪霊相手にも奮闘!恋人のトニーに共感の声が
ジュディのためなら、悪霊相手にも奮闘!恋人のトニーに共感の声が[c]2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

なかでも観客の多くをほっこりさせたのは、本作でウォーレン家の一員になろうと奮闘するジュディの恋人トニー。彼がジュディへのプロポーズを決心し、ウォーレン夫妻に承諾してもらおうと話をするガレージでの一幕は、これがホラー映画であることを忘れさせるほど穏やかな空気が流れる名シーンだ。

「全体で一番幸せオーラが出ていた」(20代・男性)
「失敗してても成功してるってところがおもしろくて感動した」(20代・男性)
「最近見た映画の中で一番いいなと感じた」(20代・男性)
「娘の彼の人柄がとてもステキでした」(20代・女性)
「夫婦愛、親子愛、人を愛する気持ちの強さを感じられて良かった」(40代・女性)


“死霊館ビギナー”もファンも見逃せない壮大なフィナーレ!

クライマックスには、トニーを含めたウォーレン家の絆が試される、悪魔との最後の戦いが待ち受けている。それには「家族の絆が強く感じられた」(30代・女性)「物語を通して家族としての絆が結ばれたと思った」(20代・男性)「逃げずに協力して、信頼して乗り越えるシーンが良かった」(40代・男性)という声が寄せられていた。

本作を観たせいで屋根裏にいけなくなったとの声も…
本作を観たせいで屋根裏にいけなくなったとの声も…[c]2025 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

さらに「うるっとした。未確定ではあるが明るい未来を見ることができた」(20代・男性)というコメントにもあるように、本作で初めて「死霊館」に触れた観客たちも魅了する終盤の展開。過去作に登場したキャストの再登場もあるので、シリーズ作を全部観てからもう一度本作を観ると、さらに感動が深まり、ホラー映画ではなかなか味わえない多幸感に包まれることだろう。もちろん、これまで「死霊館」ユニバースを追い続けてきたファンにとっても格別なひと時となることも断言できる。

そして、「シリーズだけれども、独立しておもしろく、またとても怖い」(20代・女性)
「初見でも上質なホラーを味わえる」(30代・女性)
「シリーズ未鑑賞、ホラー苦手でも楽しめる!」(20代・男性)

といったコメントと共に寄せられていたのは、「これが最後は悲しい!でもめっちゃおもしろ怖かったです」(20代・男性)「本当に最後なんですか?」(20代・女性)という名残惜しむ声の数々。

冒頭でも述べたように、本作は「死霊館」ユニバースの完結編。しかし先日、本作の北米での大ヒットを受けてさらなる前日譚の構想が練られているというウワサも…。まだ実現の可能性は定かではないが、ふたたびウォーレン夫妻&ジュディ、トニー、そしてアナベル人形と再会できることに期待しながら、まずはこの壮大なフィナーレを大スクリーンで見届けよう!

文/久保田 和馬

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