毎月24日はA24の日!第10弾は『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』に決定

毎月24日はA24の日!第10弾は『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』に決定

毎⽉24⽇にTOHOシネマズの劇場で特別上映されるスタジオA24×ハピネットファントム・スタジオ配給作品の第10弾が『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』(19)に決定した。

【写真を見る】インパクト大!『ディック・ロングはなぜ死んだのか』ステッカー画像
【写真を見る】インパクト大!『ディック・ロングはなぜ死んだのか』ステッカー画像[c]2018 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

奇想天外なサバイバル・アドベンチャー『スイス・アーミー・マン』(16)で長編デビューを飾り、第95回アカデミー賞では『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(22)で7部門受賞を達成、2022年にはユニバーサル・ピクチャーズと5年の独占契約を結ぶなど、映画業界を盛り上げ続けている監督&脚本コンビ、ダニエルズ。ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンという、大学時代に映画制作を通して出会った2人により結成されたこのコンビだが、『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』はシャイナートの単独企画だ。

『スイス・アーミー・マン』に続きA24と作り上げた今作は、アメリカの片田舎を舞台に起きる、“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダークコメディ。主人公はバンド仲間の中年男3人組。ある晩酔ったバカ騒ぎの末に、仲間の1人、ディックが命を落としてしまう。やがて殺人事件として警察の捜査が進むなか、唯一真相を知っているジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、自分たちの痕跡を揉み消そうとする。

シャイナート監督にとって、A24との制作過程において特に印象に残っているのは、キャスティングの条件が重要では無かったことだという。「できる限り南部出身者のキャストとスタッフで作ることが目標だった。そうすれば部外者(都会人)が作った南部をからかうような映画だとは思わないだろうから。超大物スターの起用が条件じゃなかったのは幸運だった」と当時語っている。

日比谷では、上映後にお笑いコンビ、おミュータンツの宮戸フィルムをゲストに招いてのトークイベントを実施。趣味が「映画見まくること」で、大学で映画学科を専攻していたことから自身の芸名に“フィルム”とつけている。BSよしもとで放送されている「東野山里のインプット」にゲストで出た際には、おすすめコンテンツとしてA24を大プッシュ。新進気鋭の集団として、会社の成り立ちや歴史を熱くプレゼンした。『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』でも、作品の魅力だけでなくダニエルズ/ダニエル・シャイナート監督やA24の背景もあわせてトークする予定だ。

また、来場者プレゼントとして、10年間コミック雑誌「ビッグコミック」の表紙を担当した金子ナンペイが、公開時に描き下ろしたイラストを使用したステッカーを配布予定。さらに全国のTOHO シネマズにて全作品来場者(先着限定)に、本国ビジュアルをあしらったポストカードがプレゼントされる。


これからのA24×ハピネットファントム・スタジオの新作では、ホアキン・フェニックスやエマ・ストーンなど豪華キャストが集結したアリ・アスター最新作『エディントンへようこそ』が12月12日(金)より、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』のアレックス・ガーランド監督の新作『ウォーフェア 戦地最前線』が1月16日(金)より全国公開を控えているので、こちらもチェックしていただきたい。

文/山崎伸子

関連作品