スティーヴン・キング初監督作は、インパクトしかないデビルトラック!【豆魚雷の「遊星からの物欲X」】
さてここからはフィギュアのご紹介!スティーヴン・キングが生みだしたキャラクターはどれも個性的なものばかり。フィギュアメーカーが放っておく訳がありません。それでは早速見ていきましょう。
ナムスカル
まずは『キャリー』からキャリー・ホワイト。映画の終盤、プロムにて豚の血を浴びさせられた血まみれの姿でナムスカルの「TUBBZ」シリーズにラインナップ。ドレスやコサージュの意匠もしっかりと拾って再現し、約9cmのアヒルになってしまいました!ぴょこっと突き出た尻尾とバスタブ型のパッケージがかわいいです。
ザ・コープ
こちらはザ・コープの人気シリーズ「ハンドメイド・バイ・ロボッツ」。編みぐるみのようなもこもこした見た目とおしりのタグがかわいいこのシリーズに、『シャイニング』の続編『ドクター・スリープ』(19)の面々がラインナップ!
まずはジャック・トランス。斧を持って不敵な笑みを浮かべる不気味な姿も、ハンドメイド・バイ・ロボッツにかかればこの通り。そして、前作のラストでの印象的な姿を再現した“フローズン・バージョン”でもリリース!妻ウェンディに殴られて負った傷やホテルの料理長ディック・ハロランの返り血が斧に付いていたりと、かわいい顔してなかなか邪悪なフィギュアに。
息子ダニーも『シャイニング』版の子どもの姿で仲間入り。三輪車に乗ってホテル内を冒険しているところに、「遊びましょう」と双子のグレイディ姉妹の幽霊が現れるシーンですね!さらにその双子もセットで編みぐるみになっているため、ダニーと揃えればシーンの再現も可能に!
グリーンライト
『クリスティーン』(83)の主人公アーニー・カニンガムの愛車“クリスティーン”こと1958年型 プリムス・フューリーがダイキャストモデルで登場。意思を持ち、自分の美しさとプライドを傷つける人間は容赦なく殺してしまう深紅の“彼女”が、様々なスケールでダイキャストモデルを展開するミニカーブランド「グリーンライト」から1/24スケールでリリースされました。
それもな~んと3種類!通常版に加え、殺戮を繰り広げる際に窓が真っ黒になるイーヴィルモード、そして炎に包まれ外装が焼け落ちたスコーチドバージョン。“ホラーの帝王”ことジョン・カーペンター監督が演出するクリスティーンはなんだかかわいくて、アーニーの元カノに殺意を向ける嫉妬深いところもいいんですよねぇ。
サイドショー
90年に放送された2部構成のミニシリーズ「IT/イット」(90)からは、ティム・カリー演じるピエロ「ペニーワイズ」ももちろん立体化。こちらはサイドショーからリリースされた1/6アクションフィギュア…なんかめちゃくちゃカリー顔じゃないですか…!?
顔全体がメイクで覆われたキャラクターのフィギュアって俳優自身の顔に似ないこともままあるのですが、ここまでカリー顔なのにはおどろきました。牙を剥きだしにしたフェイスパーツや怪物としての本性を現した両手パーツのほか、S.S.ジョージー号や風船も付属するので、いつでもデリーの子どもたちを恐怖に陥れることができますね。
マクファーレン・トイズ
マクファーレン・トイズの「ムービーマニアックス」からは配信開始前だというのにもう配信ドラマ版「IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー “それ”が見えたら、終わり。」のペニーワイズが立体化!仕事が早すぎる。『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(17)と『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(19)の前日譚となる本作では、ペニーワイズ役に映画版からビル・スカルスガルドが続投。
通常版とフラッシュバック版という2種展開…これがなにを意味するのかは分かりませんが、日本上陸への期待がますます高まる高クオリティなアイテムに仕上がっています!これまたスカルスガルド顔で、わたくし大変感動しております。
アモックタイム
そして最後はやっぱりこれ!『クリープショー』の第2セグメント「ジョディ・ベリルの孤独な死」より、キングが演じた主人公ジョディ・ベリルのアクションフィギュアが登場。
10箇所の可動域を備えてアモックタイムのフィギュアシリーズ「モンスターズ」からリリースされたベリルは、鏡の中に亡き父の幻覚を見て目を見開いた末期の姿と、草が生え始めた頃のファースト・ブルームでの2種展開に。
2対の差し替えハンドパーツで付属のバケツを持ったりできるほか、発端となった隕石はしっかり真っ二つに割れるうれしい仕様。約10cmと小さいながらもしっかりキングの特徴を捉えていてかわいいですね!
まだまだ語りつくせない…!
今回は、キング自身が主体的に携わった映画を中心にご紹介しましたが、彼が生みだした物語の全体を語ろうものなら、それこそ1冊の本が出来上がるくらいの量になってしまいます。また別の機会に、今回紹介できなかったキャラクターたちの魅力も語っていきたいです!それではまた次回、お会いいたしましょう。
文/サムゲタン市川(豆魚雷)
1995年創業の「キャラクターショップ」。株式会社Ampusが運営する実店舗(高円寺店)、およびショッピングサイトで洋画やアメコミ、ゲームを中心としたフィギュアなどを始め、「豆魚雷」でしか買えない限定商品やオリジナル商品を多く取り扱っている。
最新情報は公式サイトhttps://mamegyorai.jp/をご確認ください。

