愛娘をさらわれたパパを演じたディカプリオが語る!『ワン・バトル・アフター・アナザー』特別映像が公開

愛娘をさらわれたパパを演じたディカプリオが語る!『ワン・バトル・アフター・アナザー』特別映像が公開

カンヌ、ベネチア、ベルリン、世界3大映画祭で監督賞を制覇した唯一の監督、ポール・トーマス・アンダーソンが、主演のレオナルド・ディカプリオほかアカデミー賞俳優と共に贈る『ワン・バトル・アフター・アナザー』が本日10月3日(金)より公開。このたび、愛娘をさらわれたパパを演じたディカプリオの特別映像“テンパる革命パパ編”が解禁され、著名人の絶賛コメントも到着した。

【写真を見る】レオナルド・ディカプリオを演出する、ポール・トーマス・アンダーソン
【写真を見る】レオナルド・ディカプリオを演出する、ポール・トーマス・アンダーソン[c]2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

アンダーソン監督作『ブギーナイツ』(97)の主演を断ったことを最大の後悔として挙げるディカプリオとのタッグが、約30年の時を経てついに実現。アンダーソン監督が20年以上の歳月をかけて書き上げた脚本と唯一無二の演出で、新たな傑作を創り上げた。主演のディカプリオはテンパる革命家のパパ、ボブを演じ、ボブを執拗に追う衝撃の“変態軍人”にショーン・ペン、神出鬼没な“センセイ”を演じたベニチオ・デル・トロという全員オスカー受賞歴を持つキャストが集結。変態軍人に命を狙われるボブの娘を演じた新鋭チェイス・インフィニティ、最強のカリスマ革命家を演じた歌手のテヤナ・テイラー、革命家仲間のレジーナ・ホールら豪華キャストによる演技のアンサンブルも見どころの一つとなっている。

9月26日、全世界74の国と地域で公開された本作は、全米週末興行収入ランキング初登場No.1スタートを切った。また、68の国と地域においては、アンダーソン監督作品として史上最大のオープニング興行収入を記録、全世界興行収入5300万ドルを超えた。この数字は、ディカプリオの主演前作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)を超えるオープニング成績となった。

特別映像“テンパる革命パパ編”では、目をこするボブがサングラスをかけるいまと、革命家時代の若き日の姿が紹介される。ディカプリオが「ボブの目的は娘を守ることだ。だが彼はすべてを疑っている」とボブの現在の状況を解説する。元革命家のボブは、人の目を避けるかのように森のなかの小さな家で、娘のウィラ(インフィニティ)と暮らしている。父をボブと呼ぶ娘は「誰も捕まえに来ないよ」と素っ気ないが、家の前に止まったウィラの友だちの車までも警戒するボブは「何者だ。あんな赤い車でやって来やがって、目立ちすぎだ」といきり立つ。

ボブ(レオナルド・ディカプリオ)を執拗に追う衝撃の“変態軍人”にショーン・ペン
ボブ(レオナルド・ディカプリオ)を執拗に追う衝撃の“変態軍人”にショーン・ペン[c]2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

「過去の過ちが再び襲いかかる」と言うディカプリオ。隠れ家上空には情け容赦ない変態軍人ロックジョー(ペン)の指示を受けた兵士たちを乗せたヘリが舞う。若き日のボブとカリスマ革命家の妻(テイラー)と送電線の鉄塔を爆破する過去の過ちが映し出されると、「ママは捕まった。俺らも危ない」と危険が迫っていることを娘に告げる。娘が通う空手道場のセンセイ(デル・トロ)が「おまえは不良か、ボブ?」と問いかけると、放蕩生活を続けていた彼は「問題はその後、脳がバグっちまった」と告白する。

ディカプリオは「笑えるのは、過去の自分の行いに本気で追い詰められるところだ。まるでジェームズ・ボンドの映画みたいにね」と表現する。革命組織から警告電話を受けるボブ、家を急襲したロックジョーがベッドの下に掘られた逃亡用のトンネルを見つける場面へ続く。そして、人幅ギリギリのトンネルを這って逃げだし、センセイの道場に駆け込み、テンパりながら「俺は娘を見つけたい」と公衆電話にしがみつくボブの愛すべき姿が活写されていく。続けて、猛スピードでボブを追う車が砂漠にダイブするダイナミックな本編映像が紹介され、ディカプリオが「だけど彼には立ち向かう力も装備もない」と、その身一つで逃げだしたボブの切迫した状況を教える。

ボブを執拗に追う衝撃の“変態軍人”にショーン・ペン
ボブを執拗に追う衝撃の“変態軍人”にショーン・ペン[c]2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

人生最大のピンチを迎えたボブは「お前が必要だ。センセイ、頼む」と両手で拝むように懇願するが、センセイは「勇気をボブ。勇気だ」とライフルを手渡すと、気合いのポーズを決めて振り向いて去ってしまう。映像の結びには、「これはよくあるヒーロー映画じゃない。立ち向かわざるを得ない状況に追い詰められていく」というディカプリオの言葉で結ばれる。

すでに本作を3回観たというスティーヴン・スピルバークが「なんてクレイジーな映画だ!すべてが最高」と絶賛、巨匠マーティン・スコセッシ監督も「魅惑的で、並外れた出来栄えの映画」だと激賞、韓国の俳優イ・ジェフンは、「今年観た映画のなかで、一番嬉しい歓喜の瞬間」だったと興奮しきり。海外の批評家から「今年ベスト」「アカデミー賞大本命!」という評に加えて、「とにかく笑えて、最後は泣ける」と評されている。

ボブの娘ウィラを新星チェイス・インフィニティが演じる
ボブの娘ウィラを新星チェイス・インフィニティが演じる[c]2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

また、日本公開前に『ワン・バトル・アフター・アナザー』を観た日本の映画人、ジャーナリストからも、絶賛に次ぐ絶賛のコメントが到着。映画ライターのよしひろまさみちは「ワクワクにエンタメのドキドキまでくっついた大傑作!」と激賞、さらに、映画評論家の森直人は「笑いとスリルとアクションのジェットコースター。ハリウッドの停滞を吹き飛ばす“映画的最高値”更新の衝撃だ!」、映画プレゼンターの赤ペン瀧川は「最高。もう、ぶっちぎりにおもしろい」、映画『8番出口』で監督を務めた川村元気は「映画を発明してきたPTAが辿り着いた『完璧な映画』」など、新境地を切り拓いたアンダーソン監督への賞賛の声が続々と寄せられている。


次から次へと襲いかかる刺客たちに、ディカプリオ演じる元革命家の冴えないパパ“ボブ”が立ち向かう“闘争劇”『ワン・バトル・アフター・アナザー』。彼らの奮闘をぜひ劇場で見届けてほしい!

関連作品