「全員のチーム感がまさにオハナ!エンディングも理想的でした」(竹内)
――実写版では、家族=オハナという定義が、もっと広い意味での家族や仲間という価値観として描かれていましたね。
鎌田「地域のみんなで助け合っている“オハナ感”がよく出ていました。キャスティングが全部いいので、リロとナニ姉妹やスティッチだけではなく、みんながオハナだなと。血がつながってなくても家族になれるということがすごく重要なメッセージになっていました」
竹内「リロを助けるために海で溺れてしまったスティッチを、みんなで助けようとするチーム感も、オハナだなと思いました。ナニが大学に行ったあとも、スティッチたちがちゃんとやれているかを見にきてくれるコブラ(社会福祉士として潜入捜査したCIAエージェント)もオハナ。まさに理想的なエンディングです!」
中西「最後にトゥトゥも含めて家族になるという展開に違和感がなかったですよね。メイキング映像も観ましたが、オハナの精神で言うと、まさに島ごと家族なのかなと。両親を失ったリロとナニの2人を決してないがしろにしない、見捨てないのがハワイの人たちの精神だということがとても丁寧に描かれていました。あと、アニメーション版で、ナニ役を演じられていたティア・カレルが、今回社会福祉士役で出演されていて、そこも『リロ&スティッチ』を通じたオハナのつながりを感じました」
――ほかにも、アニメーション版からのボイスキャストが、実写版で別の役を演じている方が何人かいます。トゥトゥ役のエイミー・ヒルも、もともとはハセガワ・リンというおばあちゃん役を演じられていた方ですし、ナニの上司でマネージャー役のジェイソン・スコット・リーも、元デイヴィット役です。そこもボーナス・コンテンツで紹介されています。
中西「そうだったんだ、それはめちゃめちゃうれしいです!なおさら『リロ&スティッチ』が大好きになりそう」
「オハナ=家族ですが、それを分解していくと“愛”とか“愛情”なのかなと」(鎌田)
――劇場公開時には、実写版『リロ&スティッチ』のグッズもたくさん展開されていました。今日は特別にいくつか非売品のオリジナルグッズも用意してみました。
中西「私はスティッチのクッションが欲しい!」
鎌田「このクッション、本物のスティッチのサイズ感ですかね?」
竹内「実際にスティッチを抱きしめたらこれぐらいのサイズなのかもしれないですね。クリアポーチも中に鉛筆や消しゴム、シールなど、いろんなグッズが入っているのがうれしい」
中西「シールのスティッチの表情がたまらないです…」
鎌田「そういえば、僕の上司も実写版を観て、めちゃくちゃスティッチにドハマりし、グッズも集め始めたらしいです。おじさんですが今回の実写版を観て虜になったらしくて(笑)」
中西「私はスティッチのアナログシングルを買いました。数量限定なので国内では全然ゲットできなかったので、海外で買いました」
――ちなみに、皆さんにとってスティッチは、どういう存在ですか?
竹内「いたずらっ子みたいなイメージ」
鎌田「以前は単純にアイコン的なイメージでしたが、実写版を観てから印象が変わりました。一言で表すと、絶妙な甥っ子感!やりたい放題の甥っ子や姪っ子を見て『おいおい…』と思う感情そのものだなと(笑)。自分の子どもじゃないから責任はないけどとにかく可愛い」
中西「ただのペットじゃなくて親友のような兄弟のような存在。観ていて、スティッチと過ごせるリロやナニたちが羨ましくなりました」
――アニメーション公開時や今回の実写版公開時にも、スティッチグッズを集める人が続出していたようですが、スティッチグッズをコレクションしたくなる魅力は、そういうところにあるのでしょうか?
中西「そうかもしれないですね。リアルな世界で自分のそばにいてほしい、そう感じる存在だからグッズという形で欲しくなってしまうのかも。今後の続編での新しいグッズ展開にも期待しちゃいます!」
――実写版は、子どもだけではなく大人の心も震わせる感動作として反響を呼んでいます。みなさんはどんなところが一番刺さりましたか?
中西「やっぱり“オハナ”ですね」
竹内「『オハナはなにがあっても一緒!』というのが大きなメッセージだったかなと。最後にナニが大学に行くことになり、別々のところに住むことになるけど、心は一緒。その絆はスティッチの登場によって、より強固なものになったので、やっぱり2人にとってスティッチが必要だったんです」
鎌田「オハナ=家族ですが、それを分解していくと“愛”とか“愛情”なのかなと。姉妹においてだけではなく、スティッチという新しい家族や、ずっと姉妹を見守ってきたトゥトゥからもあふれ出ていました」
中西「確かに愛情の物語にすごく共感しました。また、議長がスティッチをあえて地球に残すという決断をしてくれたのも、彼女の愛情があってこそのもので。本当にこの作品に悪い人は1人もいない。みんな愛すべきキャラクター全員が際立っているところも作品の魅力です」
――続編の制作も決定していて楽しみですね。
竹内「私はスクランプ(リロが大事にしているぬいぐるみ)推しなので、次回作にもスクランプが出てきてほしいです」
中西「実写版では、捕まってしまったジャンバ博士もオハナに加えていただきたい!」
鎌田「確かに。僕はプリークリー推しですが、ジャンバがそばにいないとプリークリーも輝かないので、またコンビで出していただきたいです」。
取材・文/山崎伸子
商品内容:ブルーレイ 1枚、DVD 1枚
10月15日(水)発売 価格:5,390円(税込)
■『リロ&スティッチ』4K UHD+ブルーレイ セット
商品内容:4K UHD 1枚、ブルーレイ 1枚
10月15日(水)発売 価格:7,590円(税込)
<ボーナス・コンテンツ>
■オハナは家族
■オリジナル版と比べてみよう
■NGシーン集
■スティッチと一緒に見よう!
-地球へ
-パッジのランチ
-フラの発表会
-名前は“スティッチ”
-おフロで大暴れ!
-スティッチの特技
■未公開シーン
-家の掃除
-リロからの歌
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング
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