野波麻帆、原田泰造、西垣匠、久保史緒里が一家に!『ほどなく、お別れです』第3弾キャストがお披露目
<コメント>
●野波麻帆(長野桂子役)
「悲しいシーンが多かったため、少しさびしいですが、無事に撮影を終えてほっとしています。今回の役は、現場の空気感で家族像を作っていこうと思い、あえて役作りはしませんでしたが、すでにそこには子どもたちが存在していて、安心して撮影に入ることができました。また、久しぶりに三木監督とご一緒しましたが、監督には明確にビジョンがあり、私が違う方向に進むと必ず的確に教えてくださるので、演じていてとても楽しかったです。本作は美空と漆原を軸に進む物語なので、心にぐっとくるシーンが随所に登場します。ぜひ心を空っぽにして、感情むきだしで観てもらいたいです。そして、鑑賞後は『ほどなく、お別れです』の意味を考えてみてください」
●原田泰造(長野正史役)
「私は泣くシーンが多く、緊張感が続いていたので、無事に終了して安心しています。離れ離れになった家族のことはずっと想っているのに、会ってはいけない…という想いを胸に演じました。『ほどなく、お別れです』という漆原の台詞は、『ああ、これで本当にお別れなんだ』と思える、すーっと心に入っていく不思議な気持ち。本作では様々な“別れ”が描かれており、悲しいけれど、最後は心があたたかくなる。本作を観たあとに、タイトルを見返して心にジーンときてもらえたらと思います」
●西垣匠(長野翔一役)
「お話をいただいたときは、率直にうれしかったです。いままで演じたことのない役だったので、新たな扉を開ける気持ちで頑張りました。翔一は、根は優しいけど素直になれない性格なので、細かい感情の表現に気をつけました。実はいままで“死”というものに対し、あまり深く考える機会はなかったのですが、自分の身の回りでいつ起きるかわからないことですし、翔一を演じて考える機会をもらえました。いつか訪れるであろう別れに後悔しないためにも、本作が“死”について考えるきっかけになってくれたらうれしいです」
●久保史緒里(長野玲奈役)
「いつ大切な人に会えなくなるかわからないということを、考えながら取り組む撮影期間でした。玲奈は父親との記憶が幼いころから止まっていて、母親が苦労してきている姿をずっと見てきた人。女性同士だからこその距離感でしたし、母の存在の大きさを誰よりも実感してきたはず。そんな親友みたいな存在でもある母との別れはとてもつらかったと思います。“別れ”だけではなく、残された人がその先をどう生きるかは、誰にでも訪れる身近な話のような気がします。この作品に参加させてもらったことで、幼いころから強かった別れというものに対しての漠然とした恐怖心がなくなった気がします。ぜひ本作を観て、私と同じようになにか心に届いてくれたらと思います」
文/サンクレイオ翼