使い捨て闇バイトvs最強ヒグマ『ヒグマ!!』円井わん、宇梶剛士ら追加キャスト発表、メインビジュアルも

使い捨て闇バイトvs最強ヒグマ『ヒグマ!!』円井わん、宇梶剛士ら追加キャスト発表、メインビジュアルも

鈴木福が主演を務める『ヒグマ!!』(11月21日公開)から予告編とメインビジュアルが到着。新キャストや主題歌の情報も解禁された。

【写真を見る】主題歌を担当するthe bercedes menz
【写真を見る】主題歌を担当するthe bercedes menz

本作は『毒蟲』(24)、『ミスミソウ』(17)を手がけた内藤瑛亮が監督、脚本を手掛ける予測不能なモンスターパニックアドベンチャー。近年、日本で社会問題化している闇バイトと被害や目撃情報が相次ぐヒグマをテーマに、経済社会の死角で闇バイトに手を染めてしまう若者たちと生存圏を追われた野生動物の戦いを活写する。

このたび完成した予告編は「闇バイト、始めたんだ…」という鈴木福演じる主人公の小山内が衝撃的な告白をする一幕から始まる。闇バイトのミッションに失敗し、森に連れてこられた青年たちは、全てが規格外の “最強ヒグマ”と遭遇。そこから予測不能かつスリリングなバトルが開幕する。

あわせて解禁となったメインビジュアルは、最強モンスターに出会ってしまった小山内の恐怖の表情をフィーチャー。鈴木の表情から、ヒグマの恐怖が味わえるビジュアルに仕上がっていて、さらにキャストクレジットはシークレットキャストの存在を予感させるデザインとなっている。

予告編とメインビジュアルの解禁にあたり、新キャストの情報も明らかに。小山内とバディを組む戦闘力の高い相棒、若林桜子役には、連続テレビ小説「ばけばけ」への出演も決定した円井わん。本作の出演に際し円井は「福くんとの初共演、そして内藤監督のユーモアとバイオレンスが交わる世界に参加でき、とても光栄に思います」とコメントを寄せている。また物語の展開に欠かせない重要人物であるハンター神崎役を演じるのは宇梶剛士。宇梶は自身の演じた神崎について「ひたすらヒグマを追い続けてきた男。神崎の横顔は一途にも見え、どこか翳りも帯びている。その翳りは闇へと向かうのか?それとも光を縁取るのか?」と語っている。また闇バイトに手を染めるメンバーには岩永丞威や、内藤監督『許された子どもたち』(20)にも出演した上村侑、住川龍珠が出演する。

またスタッフ陣も映画界が誇る精鋭ぞろい。監督の内藤が描くオリジナルな世界をダイナミックに捉えた撮影は『ベイビーわるきゅーれ』(21)の伊集守忠。規格外の最強ヒグマをデザインしたのは、『ゴールデンカムイ』(24)にも参加した特殊造形、メイクアーティストの百武朋。圧倒的な存在感を放つヒグマは、百武も「クマの集大成」と語るほどの完成度となり、本作のスリルをさらに強固なものにしている。そして、現実には見ることのできないスクリーン効果を生みだすVFXスーパーバイザーを務めたのは、「地面師たち」などの作品で知られるオダイッセイ。ヒグマのリアルさを追求した綿密な映像を創り上げた。

そして本作の主題歌を書き下ろしたのは、素性が一切明かされていない謎多きハードコアJ-POPバンドのthe bercedes menz(ザ・ベルセデス・メンツ)。彼らにとって初となる書き下ろした映画主題歌のタイトルは「knuckle duster」。一度聴いたら虜になる疾走感あふれる楽曲に仕上がっている。今回の楽曲について、曲作りとベース担当の田中喉笛は「監督とのお話の中からリリックに映画と連動したモチーフも盛り込み、音ハメもばっちり、とても過剰にうるせえ感じになっております。いま最もヘンな映画とヘンなバンドのシナジーです」とコメント。一方、監督の内藤は「エンディングには荒々しくて毒々しくて狂っててノイジーでカオスな音楽が欲しいと探し求めて、出会ったのがザ・ベルセデス・メンツでした。バンド名に爆笑し、代表曲『SMAP』を聴いてさらに爆笑し、依頼を決意しました。快く引き受けて下さり、期待通りの格好いい曲を完成させてくれました。最高です。映画館の爆音で聴いてください」と言葉を寄せている。


人間と動物による想定外のバトルをハイテンションに描く本作。今後の続報も要注目だ。

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