『ストロベリームーン 余命半年の恋』市橋織江撮り下ろしの“特別ビジュアル到着!杉野遥亮と中条あやみの新カットも

『ストロベリームーン 余命半年の恋』市橋織江撮り下ろしの“特別ビジュアル到着!杉野遥亮と中条あやみの新カットも

當真あみが長編映画初主演を務める『ストロベリームーン 余命半年の恋』が10月17日(金)より公開となる。このたび、本作よりカメラマン市橋織江撮り下ろしの特別ビジュアルと新カットが解禁となった。

【写真を見る】杉野遥亮と中条あやみの新カットも
【写真を見る】杉野遥亮と中条あやみの新カットも[c]2025「ストロベリームーン」製作委員会

本作は「令和イチ泣ける」と話題の芥川なおによるベストセラー小説を、『余命10年』(22)や『いま、会いにゆきます』(04)を手がけた脚本家の岡田惠和と「美しい彼」シリーズで注目を集める監督の酒井麻衣が実写化したラブストーリー。主演の當真を筆頭に齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみ、田中麗奈、ユースケ・サンタマリアといった豪華キャスト陣が揃っている。子どものころから病弱で、家の中だけで過ごしてきた桜井萌(當真)。彼女は15歳の冬、余命半年と医師から宣告される。家族が悲しみに暮れるなか、高校に通うことを決意した萌は、同じクラスの佐藤日向(齊藤)に突然告白。恋人同士となって少しずつ距離を縮めていく2人は、萌の誕生日に“好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる”という満月「ストロベリームーン」を見に行く夢を叶える。しかしその日を境に、萌は音信不通となってしまう。そこから13年後、萌の思いが明かされる。

13年後の日向(杉野)と高遠麗(中条)
13年後の日向(杉野)と高遠麗(中条)[c]2025「ストロベリームーン」製作委員会

今回、ポスタービジュアルでも使用されている萌(當真)と日向(齋藤)や13年後の佐藤(杉野)と高遠麗(中条)、萌、父の康介(サンタマリア)、母の美代子(田中)の桜井家3人が写しだされた特別ビジュアルが解禁。本ビジュアルの撮影を担当したのは、写真家として、広告や雑誌、アーティスト写真やグラフィック、エディトリアルなど多分野での撮影を手がける市橋。テレビCMでシネマフォトグラファーとしても活動し、映画やドラマの撮影監督を務めるなど活躍の場は多岐に渡る。本作で映画本編の撮影も担った市橋が手がけたビジュアルに写されるのは、萌の夢でもあるストロベリームーンを見に訪れた湖での萌と日向。静かで幻想的な姿が1枚の絵から表現されている。

また、河川敷沿いで自転車を押す日向とその近くで一緒に佇む麗、幼少時代からの友人として長い年月が経っても変わることのない懐かしさと、穏やかな友情関係を感じさせるものとなっている。また自宅の中でノートを片手に笑顔を見せる萌と、その様子を両横で見守る康介と美代子の姿が描かれたビジュアルも。こちらもまた心あたたまる優しい家族の絆がふんだんに滲みでたものだ。恋人、親友、そして両親として、それぞれが主人公、萌にとっての大切な人であり、彼女のことと一番に想い続ける人物たちの姿が切り取られている。

そして杉野遥亮と中条あやみの新カットも公開。今回新たに解禁となったのは、小学校の先生として生徒に優しく語りかける様子や、醤油工場で懸命に働く姿など、昔からの2つの夢を実現させた日向と、爽やかで明るい笑顔を見せる麗らを写したもの。純粋で人一倍心優しい日向と、明朗快活な性格の麗。どれも13年前から変わることのない2人の魅力が滲みでたものばかりだ。

小学校の先生として生徒に優しく語りかける日向
小学校の先生として生徒に優しく語りかける日向[c]2025「ストロベリームーン」製作委員会

萌が亡くなった13年後の世界における、日向役と麗役を務める杉野と中条について、酒井監督は「杉野さんからは、日向という人物にいままでなにがあったのか、いまなにを感じているのかが本当に繊細に伝わってきました。そっと寄り添いたくなるような、繊細な心の動きが圧巻でしたし、表情、呼吸、佇まいで常に映画の中心にいてくださったように感じます」と、その細やかな演技力を絶賛。中条に関しても「瞳から感じる感情の動きがすばらしかったです。目線の一つ一つ、本当はなにを想っているのか、なにを心配してなにに強がっているのか、観ている我々にいつも気づかせてくださいました」と、こちらも賛辞の言葉を贈っている。

また、杉野は役を演じるにあたり、「醤油工場の職人と小学校の先生という二面性をうまく切り替えることを大切にし、齋藤くんが作り上げる日向をどこまで引き継ぐのかということは常に考えながらのお芝居でした。各シーンのセットや雰囲気もこだわりが感じられてとてもすてきな現場だったと思います」とコメント。中条は「原作もしっかり読み込んで、麗というキャラクターが持つ一面や魅了をイメージしながら撮影に挑んでいました。すごくピュアで心が洗われる物語だなと感じていて、そんな作品に携われて本当によかったと思います」と、それぞれが感慨深く振り返っている。13年後の世界線というなかでも、確かな存在感と流石の演技力で、物語にそっと華を添えてみせた2人の実力派俳優たち。酒井監督は「いつもまっすぐ誠実に仕事へ向き合っていらっしゃる杉野さんと、撮影を通してたくさんのアイディアを出してくださった中条さん。映画中の空気に深みを出してくださいました、ご一緒できて本当によかったです」と感謝の想いを語っている。


さらに、岡田の脚本が「映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』シナリオブック」として10月10日(金)より発売されることも決定。劇中の脚本内容に加え、映画の場面写真や巻末に岡田のあとがき、そして主演の當真、酒井監督、原作の芥川のコメント付きとなっている。映画の鑑賞と合わせてぜひチェックしていただき、珠玉のヒューマンラブストーリーを長く堪能してほしい。

文/鈴木レイヤ

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