岸井ゆきの&宮沢氷魚が演じる夫婦の15年を描きだす『佐藤さんと佐藤さん』感情が交差する場面写真

岸井ゆきの&宮沢氷魚が演じる夫婦の15年を描きだす『佐藤さんと佐藤さん』感情が交差する場面写真

第32回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で上映された『ミセス・ノイズィ』(20)の天野千尋監督の最新作『佐藤さんと佐藤さん』(11月28日公開)。本作より、場面写真が解禁となった。

岸井ゆきの演じる芯が強く明るい佐藤サチ
岸井ゆきの演じる芯が強く明るい佐藤サチ[c]2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

岸井ゆきの、宮沢氷魚がW主演を務める本作は、“夫婦”という誰にとっても人生において一度は考えるテーマを軸に、人と人との関係を丁寧に、そしてヒリヒリするくらいリアルに描いたオリジナルストーリー。苗字が“佐藤”同士のサチとタモツが、交際、結婚、出産を経て歩んだ15年間を丁寧に映しだす。苗字は変わらなくても、夫婦という関係は常に揺れ動き、ぶつかり合い、変化し続ける。そんなリアルな夫婦の形に迫る物語になっている。

宮沢氷魚演じる真面目でインドアな佐藤タモツ
宮沢氷魚演じる真面目でインドアな佐藤タモツ[c]2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

芯が強く明るい佐藤サチ役を務めるのは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技力で多くの支持を集める岸井。そして真面目でインドアな佐藤タモツ役には、国内外の数々の賞に輝き、ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍する宮沢が演じる。

【写真を見る】サチの両親と共にお宮参りをする佐藤夫妻
【写真を見る】サチの両親と共にお宮参りをする佐藤夫妻[c]2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

今回解禁された場面写真には、息子のフクをあやすサチとタモツのほほえましい様子、サチの両親と共にお宮参りをする場面、タモツの実家に帰省し縁側で肩を並べる穏やかな光景、大学から2人で帰る青春のワンシーンなど、思わず笑顔になるようなシーンが並ぶ。一方で、ある出来事をきっかけに言い争いとなり、警察で事情聴取を受ける2人の重く張り詰めた表情も切り取られている。まさに笑顔や涙、喜びや悲しみ、せつなさなど、そのすべてが凝縮された場面写真となっている。

警察で事情聴取を受ける2人の重く張り詰めた表情
警察で事情聴取を受ける2人の重く張り詰めた表情[c]2025「佐藤さんと佐藤さん」製作委員会

日常の中にある小さな幸せと、避けて通れないすれ違いや痛みをリアルに描く『佐藤さんと佐藤さん』。とある夫婦の15年を描いた物語は、観る者の心を強く揺さぶるに違いない。

文/平尾嘉浩

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