“注目の新星”の素顔が明らかに!『港のひかり』尾上眞秀のコメント&メイキングカット

“注目の新星”の素顔が明らかに!『港のひかり』尾上眞秀のコメント&メイキングカット

藤井道人監督とキャメラマンの木村大作が初タッグを組み、北陸の港町を舞台に完全オリジナル脚本で描く『港のひかり』(11月14日公開)。本作より、盲目の少年、幸太を演じた尾上眞秀のコメント&メイキングカットが到着した。

【写真を見る】母である寺島しのぶと共に笑顔で大きな花束を抱える尾上眞秀
【写真を見る】母である寺島しのぶと共に笑顔で大きな花束を抱える尾上眞秀[c]2025「港のひかり」製作委員会

本作は過去を捨てた元ヤクザの漁師と目の見えない少年との十数年を描く、年の差を超えた友情と再会の物語。舘ひろし演じる主人公の元ヤクザの“おじさん”こと三浦と運命的に出会い、交流を深めていく盲目の少年、幸太を演じているのが本作で映画初出演を果たした尾上だ。尾上といえば、寺島しのぶの息子として歌舞伎界ではもちろん、映画界でも注目を集める“新星俳優”の一人。三浦と友情を築く幼少期の幸太という重要なキャラクターへの抜擢となったが、それは藤井監督が歌舞伎の舞台で尾上の姿を目にしたことがきっかけだったという。

映画デビュー作にして視力の大半を失いながらたくましく生きる難役を堂々と務め上げた尾上。撮影については「普段かかわることのないような方とかかわれて楽しかったです。スタッフさんといろんなところに遊びに行けたことがとても心に残っていますが、現場にカメムシがたくさんいたのは大変でした」と述懐し、年相応のかわいらしい一面を覗かせる。普段は歌舞伎の公演に出演することが多い尾上だが、「(映画は)一発勝負になるのと、何度も同じシーンを撮影するところが大きく違うところだなと感じました」と振り返り、初となる映画の現場で刺激を受けることも多かった様子。

最も共演シーンの多かった舘との撮影については、「プライベートのお話をすることが多かったです。なにが好きかとか、なにか食べに行こうかとか、そういうお話が多かったです」と貴重なエピソードを明かす。さらに、憧れの俳優は?という問いには「僕のおじいちゃん(七代目・尾上菊五郎)です。演技がすごくおもしろくて、憧れています」と告白し、「お客様に楽しんでいただけるようなおもしろくてユニークな役者になりたいです」と野望を語るコメントも。

魚をさばく尾上
魚をさばく尾上[c]2025「港のひかり」製作委員会

謎のベールに包まれていた尾上の愛らしい一面も垣間見えるコメントと共に、クランクアップを迎え大きな花束を抱える彼が母である寺島と共に笑顔を見せる姿を捉えたカットなど、合計4点の貴重なメイキングカットも公開。撮影の合間にカメラのレンズを覗き込む茶目っ気たっぷりな姿、魚をさばく様子、さらには青年期の幸太を演じた眞栄田郷敦と並び笑顔を見せるカットも。その笑顔からは、充実な撮影ぶりと尾上の等身大の魅力が感じられる。

映画を楽しみに待つファンに向けて、「目の見えない少年(幸太)という役を演じるのはすごく難しかったですが、白杖の使い方も覚えたり、一生懸命頑張りました。みんなの思いがたくさん詰まった素敵な映画なので、ぜひ見ていただきたいです」とメッセージを送る。


尾上と青年期の幸太を演じた眞栄田郷敦
尾上と青年期の幸太を演じた眞栄田郷敦[c]2025「港のひかり」製作委員会

次世代の映画、歌舞伎界を担うであろう尾上の記念すべき映画初デビュー作『港のひかり』。続報に注目してほしい。

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