HIKARI監督×ブレンダン・フレイザー主演『レンタル・ファミリー』がトロント国際映画祭で絶賛の嵐!「心温まる驚きの一作」
現在開催中の第50回トロント国際映画祭で現地時間9月6日、Special Presentations部門に出品されているサーチライト・ピクチャーズ製作の『レンタル・ファミリー』(2026年公開)のワールドプレミアが開催。主演のブレンダン・フレイザーや、メガホンをとったHIKARI監督らが登場し、トロントの観客や批評家たちから熱烈な歓迎を受けた。
東京を舞台に描かれる本作の主人公は、かつてCMで人気を集めたものの、いまではすっかり世間から忘れ去られ、落ちぶれてしまった中年俳優のフィリップ(フレイザー)。細々と俳優業を続けながら東京で暮らす彼は、ある日、レンタル・ファミリー会社から仕事を依頼される。それは誰かにとって大切な家族のような役割を“演じる”仕事。人の人生に深くかかわる仕事に最初は困惑しながらも、徐々にフィリップの心に変化が訪れていくことに。
上映終了後には満場のスタンディングオベーションが巻き起こり、ひと足早く本作を鑑賞した世界各国の批評家からは「演技の芸術と真髄を描いた風変わりで興味深い映画」(The Wrap)や「切なさとユーモアを稀に見る繊細さで調和させた、心温まる驚きの一作」(The Hollywood Reporter)、「主に日本人キャストで構成されたこの特別なコメディは、家族全員で楽しめる。ありがとう、HIKARI」(Deadline)など大絶賛するレビューが続出。
第98回アカデミー賞の作品賞や主演男優賞などにノミネートされることへの期待はもちろんのこと、受賞すれば一気にアカデミー賞の最有力候補に躍りでるともいわれているトロント国際映画祭のピープルズ・チョイス・アワード(観客賞)受賞を期待する声もあがるほど。第50回トロント国際映画祭は現地時間9月14日まで開催。現地からの続報に注目しよう!
文/久保田 和馬